引き続きソニーモバイルコミュニケーションからお借りしているXperia Z UltraのWiFi版のレビューです。
WiFi版なのでネットに繋げるには当然WiFiを使うわけですが、外出先ではWiFiルータやスマートフォンのテザリングを利用することになります。
WiFiルータを使うのが一般的だとは思いますが、使っているスマートフォンがXperia端末であれば、Xpelia Linkという便利なテザリングコントロール用のアプリが利用できます。
Xperia Z UltraのWiFi版にはプリインストールされているアプリですが、何が出来るかというと、テザリングのON/OFFを接続する側(今の場合だとXperia Z Ultra WiFi版)から行うことができます。また、スマートフォンの着信通知やSMSの表示、返信も可能というすぐれもの。
使用するには、スマートフォン側にもXperia Linkをインストールする必要があります(Google Playからダウンロード可能)。あとは、スマートフォン側のXperia LinkでXperia Z Ultraに表示されるQRコードを読み取ればペアリング完了です(テザリングのON/OFFをするのにBluetoothで接続しています)。
接続中、Xperia Tablet Z側からは、こんな感じでスマートフォン上のSMSや着信履歴を見ることが可能になります。SMSは返信も可能(スマートフォンがauの場合はできないようです)。
テザリングのON/OFFはウィジェットからも行えます。一々スマートフォンを取り出して操作する必要はありません。また、テザリング中にスマートフォンに着信やSMSが届くと、上図のようにポップアップが表示されます。
Xperia LinkはXperia Z Ultraに初搭載というわけではなく、Xperia Tablet Zにもインストールされていました。Xperia Tablet S、Sony Tabletにもインストールされていますが、SMSなどの機能はつかえずテザリングのみ利用可能とのこと。また、Windows 8を搭載したVAIO PCでも利用できるとのことです。
スマートフォンを取り出してテザリングをONにして、タブレットに持ち替えて接続して〜というようなことをする必要がなく、スマートフォンはカバンに入れっぱなしでタブレットからテザリングをコントロールできるというのは非常に快適です。
ただ残念ながら、Google Playでインストール出来るものはテザリングのホスト機能しか提供していないため、例えばXperia Z1のテザリングをXperia Z1 fから〜というような使い方はできません。このため、Xperia Linkがプリインストールされていないグローバル版やau版のXperia Z Ultraではテザリングのクライアントになることが出来ません。もちろんXperia Linkを使わずになら可能ですけど。
せっかくなら、Xperia Linkで出来るようになると便利なんですけどね。