Xrealの最新ARグラス「XREAL Air 2 Pro」が、11月17日に発売となりました。XREAL Air 2 Proは、すでに販売されているXREAL Air 2と仕様的には同等ながら、3段階の電子調光機能を備えるのが特徴です。
Xrealに限らず、ARグラス製品は普通のメガネに映像を重ねているため、屋外など明るい場所では画面が見づらいという問題があります。従来のXreal Air製品には、外光を遮断するシールドがあったものの、都度着け外しが必要で若干面倒でもありました。
この点、XREAL Air Pro 2はボタン操作で100%透過、35%透過、0%透過と透過率を変更可能。周囲が明るくても使いやすいという特徴があります。
この特徴は、アウトドアレジャーにもぴったり。ということで、その性能を確認する意味も込めて、11月16日に「Xreal Air 2 Pro × アウトドア」イベントが開催されました。会場となったのは、千葉県香取市の農園リゾート「ザファーム」。
会場で製品説明を受けた後に、約2時間のタッチ&トライ。私はBeam経由でGalaxy Z Fold 4のDeXを使ったり、PCに接続で作業したりしてみました。
調光機能は確かに便利。自分が日陰にいるというより、目線の先が日陰ならば調光しなくてもディスプレイを視認できますが、明るい場所を見ていると画面がほぼ見えなくなってしまいます。
そのような場合には右側のテンプルにあるボタンを軽く押せば、3段階で透過率が変わっていくので視認しやすくなります。
なお、Xreal Air 2 Proの発売に先立ち、Xreal Beamのアップデートが行われました。
大きなところでは、Androidアプリのインストールに対応し、単独でさまざまなアプリが利用可能となりました。NetflixやAmazon PrimeなどもBeamとXreal AirがあればスマートフォンやPCに接続することなく視聴が可能です。
ただ、NetflixとAmazon Primeはあらかじめインストールされているものの、他のアプリはストアなどからインストールするのではなく、自身でapkを再度ロードする必要があります。
なお、現在ベータ版として提供されているWindowsで最大3画面の仮想デスクトップを利用可能になるNebula for WIndowsは、残念ながらAir 2/Air 2 Proには非対応。11月中にも正式リリースするとの話もありますが、これを期待して購入はもう少しまったほうがいいうかもしれません(Mac版はAir 2/Air 2 Proに対応しています)。