両画面スマートフォンと言えば、最近ではVivo NEX Dualなどいくつか登場してきましたが、やはりその草分けは背面にe-Inkを採用したYotaPhoneではないでしょうか。
YotaPhone 3までシリーズ化したYotaPhoneですが、残念ながらYotaPhone 4は登場しそうにありません。というのも開発元であるYotaが破産宣告を受けました。
Yota、ロシアのメーカーだと思っていたのですが、破産宣告を出したのは、英国領ケイマン諸島の最高裁判所。Yotaはケイマン諸島で登記されていたようです。そして、この破産手続きを申請したのは、シンガポールのディスプレイメーカーHi-P Electronics。YotaPhoneにディスプレイを供給していたメーカーです。
YotaPhoneの米国進出計画がとん挫したため、Yotaが最低発注量の義務を履行しなかったとし、 Hi-P Electronicsは国際裁判所に提訴。1億2600万ドルの支払いを要求しました。最終的には1700万ドル(約19億円)の支払いで合意したようですが、この支払いが破産にも影響しているようです。
端末が思っていたほど売れなかったというのが最大の要因ですが、この手のニッチな端末は予測も難しいのでしょう。アイデアは面白かったと思うので、どこかで復活して欲しいものです。
(viaXDA-Developers)
(source CNews)