昨日に引き続き、ASUS Japanからご提供いただいたZenPad S 8.0のレビューです。今回は純正アクセサリーのZen Clutch、Z Stylusについてです。
クラッチバックのように持ち運べるZen Clutch
ようするに専用のカバーです。
三つ折り構造になっており、向かって左側のカバーにはカード類を収納できます。右側にはマグネットが入っており、これの開閉で画面のON/OFFが自動で行えます。
また、このフリップの折り方でスタンドの角度が変えられるので、入力や動画視聴などに合わせて使い分けられます。
ここまではまぁいいのですが、電車の中などでカバーを折り返して片手で持つようなスタイルの場合、非常に持ちにくいです。こうやって持つことはそもそも考慮されていないんじゃないかというくらい持ちにくい。後述するZ Stylusを挿しておくとさらに持ちにくくなります。
せめてこんな感じで本体の半分までカバーが分離できる構造だと、その隙間に手を入れてカバーを持つことができるのですが、それもできないし。この点だけは、次期製品を作るときには考えてほしいと思います。
専用スタイラスのZ Stylus
次はASUS ZenPad S 8.0専用のZ Stylusです。本体にセットできるわけではなく、とくに持ち運ぶ方法はないのですが、Zen ClutchにはZ Stylus用のペンホルダーがあります。
電池内蔵でおそらくは電磁誘導方式のペンですね。利用するにはZenPad側で設定をONにする必要があります。バッテリは日本ではあまり見かけないAAAA電池、国内では単6電池と呼ばれているものです。
専用なだけあって追従性は抜群です。この手のスタイラスでありがちな少し遅れて描画されるということは、試した範囲では感じませんでした。対応アプリでは1,024段階の筆圧検知が使えます。
ペンについているファンクションボタンとの組み合わせでランチャー機能も使えます。
Z Stylusの印象はおおむね良好なのですが、やはりZenPad S 8.0の専用品というのがネックでしょうか。専用品ならGalaxy Noteのように本体に収納できるようにしてほしいところですが、これはそういうわけにはいかないのでZen Clutchを使うか別に持ち歩くかということになります。別々に持ち歩くなら、例えばスマートフォンの画面でもちょっと使いたい、というシーンはあるはず。でもそれができないんですよね。
むしろ最近増えてきているバッテリ内蔵で静電容量のタッチパネルで使えるアクティブスタイラスのほうがよかったかなぁ。
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