HUAWEI Mate 10 Proでは大々的にアピールされていたものの、その後あまり触れられていないHUAWEI端末のPCモードですが、P20 Proでももちろん利用可能です。
PCモードをあらためて説明すると、ディスプレイに接続するとPCのような画面で各アプリを利用でき、その際にスマートフォンをタッチパッドやキーボードとして利用できるというもの。同様なものにSamsungのDexがありますが、Dex Stationのような機器が不要という点で、こちらのほうがお手軽感があります。
機器が不要といってもUSB Type-CをHDMIに変換する手立ては必要です。最近はHDMI付きのUSB-Cハブも増えているので、そういったもので構いません。
接続すると、端末上にPCモードの表示がでて、すぐに利用できます。
ただ、使いやすいかというとそれは別の話っぽい。アプリによってウィンドウモードに対応していますが、ChromeやGmailなどよく使うアプリは全画面のみでした。この辺、SamsungのDeXのほうが使い勝手は上だと感じます。
PCモードのいいところとして、PCモードで使用中でもスマートフォンは普通に使えます(必要があるかどうかは別として)。
しかし、スマートフォンとPCモードで同じアプリを開くことはできず、PCモードで使用中のアプリをスマートフォンで開こうとしたら、先にPCモードのアプリを終了しろとのメッセージがでました。これはしょうがないですね。
なお、PCモードだけではなく有線でディスプレイミラーリングも可能。PCモードとの切り替えは通知メニューから行います。
ざっと使ってみた限りでの印象ですが、出先(ホテルなど)で急ぎの書類作成なりをしなければいけなくなった場合には大画面で使えるのは便利かなぁという感じです。洗練度合いでいうとDexのほうが上かなと思います。別途Dex PadなりStationなりが必要になりますが。
それでもディスプレイに繋ぐだけで使える手軽さは魅力があるので、今後のアプリ対応の充実を期待したいところです。