7月12日（現地時間）から端あったGoogle for Games Developer Summit 2021において、Android 12の新機能としてゲームをダウンロードしてからプレイするまでの待ち時間を短くする「Play As You Download」が発表されました。
最近のモバイルゲームは、グラフィックを含めて高品質化が進んでいますが、それに合わせてファイルサイズも巨大になっています。Googleによれば、ゲームのインストールがキャンセルされる最大の理由は、インストールして実際にゲームを始めるまでの待ち時間の長さだとのこと。これを解決する方法として示されたのが、Play As You Downloadです。
Android 12以降では自動で有効になり、ゲームのダウンロードが完了する前にゲームを起動可能になります。ゲームに最低限必要な部分を先にダウンロードし、残りは起動してからバックグラウンドでダウンロードすることで、プレイまでの時間を短縮するわけです。
なお、この「必要な部分」の判断は、Google Play側で行い、開発者の作業は不要です。アプリが多くの人にダウンロード・インストールされることで必要な部分を学習し最適化を行うとのことです。
この機能は、Google PlayでのAPKに代わる新しいファイル形式であるAAB（Android App Bundle）で利用可能となります。
