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フランクリン 13の徳目

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フランクリン自伝 (中公クラシックス)
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フランクリン自伝 (中公クラシックス)を読み終わりました。約3時間。

名前だけは知っていましたが、具体的に何をした人か知らなかった、ベンジャミン・フランクリンの自伝です。

貧しい家に生まれながら、誠実で勤勉な性格で成功し、アメリカの独立に多大な貢献を果たしたフランクリンは「独立宣言」「」米仏同盟条約」「対英講和条約」「連邦憲法」の4つの文書すべてに署名した唯一の人間とのことです。

常に誠実さと勤勉であることを心がけていたフランクリンは、25歳のときに道徳的に完璧な人間であることを目指し、13の徳目を作ります。

:1.節制:頭が鈍るほど食べないこと。酔って浮かれだすほど飲まないこと。
:2.沈黙:他人または自分自身の利益にならないことはしゃべらないこと。つまらぬ話は避けること。
:3.規律:自分の持ち物はすべて置くべき場所をきめておくこと。自分の仕事はそれぞれ時間をきめてやること。
:4.決断:やるべきことを実行する決心をすること。決心したことは必ず実行すること。
:5.節約:他人または自分のためにならないことに金を使わないこと。すなわち、むだな金は使わないこと。
:6.勤勉:時間をむだにしないこと。有益な仕事につねに従事すること。必要のない行為はすべてきりすてること。
:7.誠実:策略をもちいて人を傷つけないこと。悪意をもたず、公正な判断を下すこと。発言するさいも同様。
:8.正義:他人の利益をそこなったり、あたえるべきものをあたえないで、他人に損害をおよぼさないこと。
:9.中庸:両極端を避けること。激怒するに値する侮辱をたとえ受けたにせよ、一歩その手前でこらえて激怒は抑えること。
:10.清潔:身体、衣服、住居の不潔を黙認しないこと。
:11.平静:小さなこと、つまり、日常茶飯事や、避けがたい出来事で心を乱さないこと。
:12.純潔:性の営みは健康、または子孫のためにのみこれを行なって、決してそれにふけって頭の働きを鈍らせたり、身体を衰弱させたり、自分自身、または他人の平和な生活や信用をそこなわないこと。
:13.謙譲:キリストとソクラテスにみならうこと。

また、これらの徳目を作っておしまいにするのではなく、これらを習慣として取り入れるための工夫もしています(これらの工夫を参考にしたのがフランクリン・プランナーらしいです)。

他にも人との付き合い方や、話の仕方(議論の展開の仕方)など現代でも十分に通用するような事も書かれており、「立身出世のバイブル」と言われ長く読み続けられているのにも頷ける内容です。

ガジェットなど好きなことをブログやWEBメディアなどに書いて生きています。ライター仕事は常に募集中

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