
株式会社ミライスピーカーは2026年8月10日、イヤカフ型集音器「ミライスピーカー・イヤー(MIRAI SPEAKER Ear)」と「ミライスピーカー・イヤー ライト(MIRAI SPEAKER Ear Lite)」を、8月20日から一般発売すると発表しました。価格は上位モデルが3万9600円(税込)、ライトが2万9700円(税込)。カラーはいずれも白・黒の2色展開です。
両モデルはGREEN FUNDINGで先行予約販売を実施中で、8月10日午前8時30分時点の支援総額は4億8308万9600円、支援人数は1万4962人。同社は、GREEN FUNDINGのイヤホンカテゴリー(集音器を含む)における歴代1位の支援総額としています(自社調べ、2026年5月20日時点)。なお、GREEN FUNDINGでのプロジェクトは8月16日23時59分まで行われています。

同社はテレビの音声を聞き取りやすくする「曲面サウンド」搭載スピーカーで知られていますが、ミライスピーカー・イヤーはこの技術を使った製品ではないとのことです。国内で聞こえに課題を抱える人は約1300万人(Japan Trak 2025)とされ、テレビ以外の日常会話にも対象を広げる位置づけになります。

上位モデルとライトの違い
両モデルの主な差は、専用アプリによる「聞こえチェック」と、充電ケースに搭載された集音マイクの有無です。
| 項目 | ミライスピーカー・イヤー | ミライスピーカー・イヤー ライト |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 3万9600円 | 2万9700円 |
| イヤホン単体集音 | ● | ● |
| シーン選択 | ● | ● |
| 突発音防止 | ● | ● |
| 自声抑制 | ● | ● |
| 充電ケースでの操作 | ● | ● |
| 専用アプリ(聞こえチェック) | ● | ― |
| 充電ケース搭載の集音マイク | ● | ― |
| カラー | 白・黒 | 白・黒 |
上位モデルの聞こえチェックは、アプリで約5分のテストを受けると、16チャンネルのDSPが周波数帯域ごとに出力を自動調整するというもの。周波数ごとの手動調整や、再チェックにも対応します。同社はこのアプリ連動の聞こえ調整機能を持つ集音器として「世界初」としています。
もうひとつの差である「リモートマイク機能」は、充電ケース自体をマイクとして使うものです。背面のボタンを操作して集音したい場所に置くと、最大約10m離れた場所からBluetoothでイヤホン本体に音声を転送します。テレビ視聴や騒音下での会話、複数人での会食などを想定しているとのことです。
充電ケースには大きなボタンとLEDディスプレイを備え、背面ボタンでシーン切り替え、側面ボタンで左右それぞれの音量調整が行えます。スマートフォンを使わずに操作を完結できる設計で、ライトはこの操作系が中心になります。
主なスペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| イヤホン重量 | 5.6g(片耳) |
| バッテリー容量 | 55mAh(本体)/550mAh(充電ケース) |
| 充電時間 | 約2時間(本体・充電ケースとも) |
| 集音機能時間 | 最大10時間 |
| 音楽再生時間 | 最大6時間(Bluetoothオン時) |
| 最大音圧レベル | 122dB±3dB(OSPL90) |
| 防水・防塵 | IP55 |
| Bluetooth | 5.3 |
| 動作温度 | -10℃〜40℃ |
イヤカフ型のオープンイヤー設計で耳をふさがず、メガネと干渉しにくいとしています。音声処理としては、自声エコーキャンセル、AIによる周波数検知とノッチフィルターを使ったハウリング防止、DNNとDRCを組み合わせたノイズキャンセル、食器音などの突発音抑制を備えます。ワイヤレスイヤホンとしても使えます。
なお、本製品は集音器であり、医療機器認証を取得した補聴器ではありません。聞こえに気になる症状がある人は、医師や専門家への相談が前提になります。
