バッテリーパックの不具合により爆発事故が発生しており、Samsungが自主的にリコールを発表しているGalaxy Note 7ですが、日本の国土交通省が飛行機内での使用について制限を行う旨の通達を国内航空会社に行ったとのことです。
航空機内での使用、充電が不可に
国土交通省の通達は以下の通り。
サムスン電子社における安全対策が講じられるまでの当面の間、 「ギャラクシーノート7」の航空機への持ち込みに関して、以下の事項を旅客に対し周知するよう、本邦航空会社あて要請しましたのでお知らせします。
① 機内では電源を切ること
② 機内では充電を行わないこと
③ 受託手荷物として預け入れないこと
⇒ 国土交通省
これを受けて、JALではすでにサイト上で同様の内容を掲載しています。
機内では充電も含めご使用いただけませんので、電源をお切りください。
また、機内にお持ち込みいただけますが、手荷物として貨物室にはお預かりできません。
JALの場合、対象は国内線だけではなく、国際線でも同様ということです。
⇒ JAL
追記:ANAにも掲載されています。
サムスン電子社製 ギャラクシーノート7に内蔵されているリチウムイオン電池が、発火する事象が発生しております。国土交通省航空局からの要請により、本製品をお持ちのお客様は当面の間、以下の取り扱いにご協力くださいますよう、お願いいたします。
・機内では電源をお切りください
・機内では充電をしないでください
・お預けになる手荷物へ入れないでください
⇒ ANA
米ではU.S.CPSCが正式にリコールを発表
これまでSamsungの自主的なリコールとして扱われていましたが、米国ではU.S.CPSC(U.S. Consumer Product Safety Commission:米国消費者製品安全委員会)が正式にリコールを発表しました。
これにより、米国内ではGalaxy Note 7を販売することが違法となります。
また、米国内では
- 新品交換
- バッテリーのみ交換
- 返金
という選択肢が用意されており、いずれの場合も$25のギフトカードまたはクレジットが贈られるとのことです。
国内販売への影響は?
Galaxy Note 7は国内で販売されることがほぼ確定していますが、今回のリコールを受けて発売時期の遅れが予想できます。
キャリアにしてもイメージが悪いだろうし、そもそも販売をキャンセルなんてことにならないといいのですけどね。
その場合はぜひともSIMフリーとして販売してほしいけど。
(via shimajiro@mobiler)