AppleがAndroid向けのiTunesアプリを検討している噂が出てきました。
iTunesはダウンロード型の音楽サービスで、米国の音楽産業において40%以上のシェアを誇っています。しかし、このダウンロード販売の業績は下降気味で、iTunesで昨年比11%の減少、他のサービスを含めると3.2%のダウンでダウンロードの収益は約29億ドル。
一方で、「Spotify」「Pandra」などのストリーミングサービスは2012年から39%の増加で、サブスクリプション、広告、ライセンス収入などは14億ドルになっているそうです。
なお、上記は米国のみの結果ですが、全世界でみるとダウンロード販売は2.1%の減少、ストリーミングは51%の増加となっているとのことです。
この状況に対し、Appleは「Spotify」らに対抗するためのストリーミングサービスを検討しているとのこと。さらに、Android向けにiTunesアプリを提供することを検討しているとのことです。
これまでAndroid上からはiTunesで直接曲を購入することはできませんでしたが、PCやMacで購入したものを同期させることはできました。しかし一手間かかるので面倒と言えば面倒です。これがAndroid端末上で購入や直接iTunesと同期出来るようになるなら結構便利になりそうな気がします。Androidを使っていても自宅ではMacを使いitunesで曲を購入しているっていう人も多いだろうし。私がそうですけど。
まだ検討がはじまったばかりという状況のようですが、Android向けアプリのリリースはできるだけ早く実現してほしいなぁ。