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指輪型フィットネストラッカMotiv Ringレビュー。本体はいいけどアプリがイマイチ

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以前から気になっていた指輪型のアクティビティトラッカ、「Motiv Ring」を購入してみました。

「指輪型のアクティビティトラッカ」の一言ですべてを言いあらわせる気もしますが、加速度センサと心拍センサを搭載しており、歩数と活動時間、消費カロリー、心拍数を計測可能。睡眠計測にも対応しています。

そして50m防水に対応。付けたままお風呂に入っても大丈夫です。

▲小さいけれど心拍モニタ搭載。ちなみに技適取得済みです

バッテリー持ちは約3日間。充電は専用のアダプターを使います。

▲アダプタはUSB直挿し

計測したデータは専用アプリで表示できますが、Google Fit/Apple Healthと連携できるので、そちらで確認したほうが見やすいです。

▲Motivの表示(左)とApple Healthの表示(右)

アプリの出来はイマイチ

見やすさはともかくとして、このアプリの出来はイマイチ。まずiOS向けですが、なぜかちょくちょくペアリングが切れます。その都度、再度ペアリングをやり直すのですが、これが結構面倒です。

そしてAndroid版ですが、Pixel 3 XLではそもそもペアリングがまともにできません。ただ他の端末では動くのでPixel 3/XLの問題のようです。

測定値は正確(な気がする)

肝心の計測値ですが、睡眠ログはかなり正確。Galaxy Watch Activeは起きても布団の中でうぞうぞしている時間も睡眠時間とカウントするのですが、Motiv Ringはちゃんと起きた時点を起床時間にしてくれます。

ただ、歩数は多めに出がち。これはよく動かす指に付けているの要因でしょう。心拍数はそれなりに正確なようです。

とはいえ、いずれもGalaxy Watch Activeとの比較。これが本当に正確なのかは何とも言えませんが。

FIDO2認定デバイス

そしてMotiv Ringの特徴として、FIDO2認定デバイスだということがあります。ようするにGoogleなどの2要素認証に使うセキュリティキー代わりに利用できます。

とはいえ、現状では2要素認証時に、手のひらを左右に傾けるジェスチャーをすると認証アプリの代わりにパスコードを送り込むという動作になります。しかも、これが一度も成功していません……。

▲ジェスチャー操作による認証。本来はこうなるはず

もっとも、ペアリングしたPCでのみ利用できるようなので、あまり汎用性があるものではありません。

今後、WebAuthnに対応するほか、Walk IDという歩き方によって個人認識する機能や、心拍による本人認証に対応すると発表されています。

安定性を含め、今後に期待といったところでしょう。

買い方がやや特殊

指輪型だけに、サイズが結構シビア。かつ幅が広く心拍センサがあるため、通常の指輪とは装着感も異なります。

このため、Motiv Ringの購入時には、まず最初にSizing Setというサイズ確認用のセットでサイズを確認します。7種類のサイズがセットになっており、それを24時間装着して違和感のないサイズを選びます。

公式サイトでは、このSizing Setが19.99ドル。ただし日本への送料が40ドル以上かかります。Sizing Setの価格は本体の199.99ドルから割り引かれるのですが、送料分だけ余計にかかってしまいます。

なお、米Amazonでも199.99ドル販売しており、日本へも20ドル程度で発送してくれます。ただし、こちらも送られてくるのはSizing Setのみ。サイズを決めたあとに公式サイトから注文する必要があります。その際は、当然ながら送料以外はかかりません。

ちなみに、私は米Amazon経由で購入したのですが、少し失敗しました。Sizing Set到着後、公式サイトで注文する際にディスカウントコードを入れて本体価格は無料(Amazonで払ってるから)になったのですが、発送先に日本が選べず、結局転送サービスを使って購入しました。Amazonを使って送料を浮かせるつもりが、結局転送費用がかかってしまった……。

あとで調べたら、公式サイト注文する際、最初に右上で「Japan」を選んだあと、注文画面でディカウントコードを入れれば良かったようです。

もしこれからAmazon経由で購入する人は、気を付けてください。

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