Kickstarterで出資していた中身のないラップトップ「NexDock 2」が届きました。本来は2019年9月の予定でしたが、4か月遅れでの到着となりました。
NexDock 2が何物なのか、簡単に説明しておくと、ディスプレイとキーボードとUSBハブの集合体。一見するとラップトップのように見えますが、これ自体にはCPUやメモリ、ハードディスクなどは搭載しておらず、単体では何もできません。
側面にUSB-Cが3つとHDMI、反対側にもUSB-Aと3.5mmジャック、SDカードスロットがあります。
USB-CでGalaxyスマートフォンをつなげればDexが起動。そのままディスプレイとキーボードで操作が可能です。Galaxy以外でも、HUAWEI端末のPCモードも利用できるはず。また、普通にPCの外部ディスプレイとしても使えます。
詳しいレビューなどはEngadgetで書いたので、そちらのほうでぜひ。
関連:
PCじゃない、ディスプレイとキーボードが一緒になった「ノートPC風ドック」を買ってみた – Engadget 日本版
とりあえず感じたことは、すでにラップトップを所有しているなら、必要のない端末だということ。自宅にPCはあるものの、持ち運べるラップトップがない。あるいは、自宅にPCがないというのなら、DeXを使えるGalaxy端末やPCモードの使えるHUAWEI端末を使っている場合に限り、意味があるものだと思います。
最近のスマートフォンはそこらの格安PCよりも性能が良かったりするので、ウェブブラウズやOffice系のアプリなら、これでも問題なくこなせます。
なお、これ自身はあくまでも外部ディスプレイやUSBキーボードでしかないので、スマートフォン側が対応していないと使えません。Android 10には隠れたPCモードがありますが、まだちゃんとは使えないのが残念。
他の用途としては、Raspberry Piなどのディスプレイや入力用途では使えそうですし、むしろそっちのほうがメインとなるのかもしれません。
クラウドファンディングは終了していますが、現在、公式サイトでPre-Order中です。日本への送料込みで294ドル(約3万2000円) 。発送は3月の予定です。