One-Netbookと日本の代理店であるテックワンが、第10世代intel Core i5を搭載するUMPC「OneMIx 3 Pro」の日本で発売します。本日から予約を開始しており、発売は12月下旬の予定。参考価格は12万8000円(税抜)。
外観上は既存のOneMix 3と変わりませんが、CPUに第10世代 Tiger LakeのCore i5-10210Yを搭載。RAMは16GB、ストレージは512GBです。なお、無印のOneMix 3は内部にM. 2ポートがありSSDを増設可能ですが、OneMix 3 ProはOneMix 3Sと同様にM.2ポートは非搭載。これはメモリの増設に伴い、内部スペースがなくなったためです。
ディスプレイは8.4インチで2560 x 1600。4096段階の筆圧検知に対応する専用スタイラスも利用可能です(別売りで税抜2800円)。そのほか、ポートの並びなどもOneMix 3Sと変わってはいません。
日本向けモデルには、あらたに日本語キーボードを搭載します。単に日本語配列に対応しただけではなく、DelやTabなどの位置も変更。より使いやすくなっているとのこと。
高性能なCPUを搭載することで、バッテリー持ちが気になるところですが、第8世代CPUと比べると、バッテリー寿命はむしろ15%伸びているとのことです。
また、今冬発売予定のOneMix 3 Pro Koiエディションも発表されました。KoiエディションはOneMix 2Sで発売されており、その時はストレージが512GBに増設されていました。ただ、今回はOneMix 3 Pro自体が512GBになっていることもあり、仕様自体は変わらない様子。あくまでもカラーリングが異なる特別版となるようです。
日本市場に力をいれるOne-Netbookとテックワン
One-Netbookの社長Jack Wang 氏は、日本市場は重視しており、今後も日本市場向けの製品デザインを行っていくとのこと。またテックワンの中林氏によると、One-Netbookの工場で研修を受けるなどして、すでにOne-Netbook製品の修理は8割以上、日本国内で完結する体制を作っているとしています。
ちなみに、日本で発売したOneMix 3ですが、一番人気は意外なことに、Core i7を搭載する最上位機種のOneMix 3Sプラチナエディションだったそうです。次点でOneMix 3S、OneMix 3と続きます。
このことから、ハイエンドなOneMix 3 Proも人気が出るのではないかとのことでした。
2020年にはゲーミングPCも
発表会の中で、サプライズで紹介されたのが、現在開発中であるというゲーミング端末、One-GXです。
残念ながらモックやスライドは撮影NGとのことで、文字のみでの報告になりますが、7インチのゲーミングPCで、CPUにはOneMix 3 Proと同じくTiger Lake Yシリーズを搭載。左右にNintendo SwitchのJoy Conのような、着脱可能なコントローラーを備えるのが特徴です。
会場でお披露目されたモックを見る限り、ゲーミングPCとしてだけではなく、普通にUMPCとしても利用できそうなスタイルでした。今後の詳細発表が楽しみな端末です。