Googleが、Bluetoothイヤホンの接続先を自動で切り替える「オーディオスイッチング技術」がPixel Buds Proで利用可能になると発表しました。Androidスマートフォンとタブレット間で、システムが決定する優先順位に基づいて、オーディオソースが自動で切り替わるようになります。
この機能、5月のGoogle I/Oで発表されていたもの。説明だけをみると何やら革新的な技術な気はしますが、ようするにBluetoothのマルチポイント接続です。既存のイヤホンやヘッドホンでも同時に2台のデバイスに接続し、「PCで音楽再生中にスマートフォンに着信があったらそちらに切り替える」といったことが可能なものがありますが、それを若干発展させたものになっています。
Googleのオーディオスイッチングは、Fast Pair上に構築されるとのこと。Googleアカウントに紐付き、ユーザーの行動により電話、メディア、通知などデバイスが発する音をカテゴリー分けして優先順位を付けます。これにより、「タブレットで動画を見ているときに、スマートフォンで通知を受けても、ヘッドホンはスマートフォンに切り替わりませんが、電話がかかってきた場合は切り替わる」といったことが可能になるようです。
なお、優先順位は人によって異なるので、意図せず切り替わった(あるいは切り替わらない場合も?)場合には、デバイス上に表示される通知からワンタップで元に戻せるとのことです。
まずはPixel Buds Proで利用可能になりますが、今後数週間でソニーとJBLの一部のヘッドホンにも展開される予定としています。
Source: Google