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GPD WIN mini(2023)にSteam OSをインストールしてみた

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GPDのゲーミングUMPC「GPD WIN mini」のSSDを換装し、Steam OSをインストールしてみました。ドキュメントが充実しており、特に困ることもなかったのですが、自分のための備忘録として作業内容を書き留めておきます。

SSDの換装

Steam OSだけにしても良かったのですが、何かのためにWindows 11も起動するようにしておきたかったので、Windows 11とSteam OSのデュアルブートにすることに。

ただ、利用したGPD WIN miniは、Ryzen 7 7840U搭載の2023年モデルで、ストレージは512GBです。少し心もとなかったので、もともとROG Flow X13に入っていた1TBのM.2 2230に交換しました。

交換自体は簡単で、裏蓋のねじを外してSSDを抑えているヒートシンクを外せば交換できます。

▲赤矢印のねじを外すとSSDにアクセスできます

なお、物理的な交換の手順に関しては、公式が動画を公開しているので参考にしてください。注意点としては、かなり細いドライバーでないと裏蓋のねじを外せないくらいでしょう。

元のSSDをクローンするなら不要ですが、交換したSSDにはOSが入っていないのでWindows 11を再インストールする必要があります。

公式サイトにインストールイメージがあるので、それをダウンロードし、16GB以上のUSBメモリにRufusなどを使って書き込みます。RufusはOSイメージとは別にダウンロードするInstalltion Guideに同梱されています。

▲DownloadでISOイメージをダウンロードできます

インストールイメージを入れたUSBを本体に挿して起動。GPDのロゴが出たときにF7キーを連打しているとブートメニューになるので、USBメモリを選択して起動すれば「GPD Windows Install」という画面が立ち上がり、Windowsのインストールを行えます。この画面でパーティションサイズなども決めますが、今回はシステムに300GBだけ切りました(デフォルト)。

▲画像はインストールガイドから

あとは通常のWindows 11インストール手順です。インストール後、システム(C:)以外が「D:」として割り当てられているので、ディスクマネージャーから削除して未割り当てにしておきます。

Steam OS(Bazzite)のインストール

SSDの換装が終わったらSteam OSのインストールです。GPD WIN miniにインストールできるSteam OSとしては、公式のSteam OS 2、老舗のChimera OSなど、いくつか選択肢がありますが、GPDの公式サイトからはBazziteにリンクされているので、これをインストールしました。

▲DownloadをクリックするとBazziteのサイトに飛びます

Bazziteのサイトで、右上のダウンロードを選ぶと(あるいは下までスクロールすると)ダウンロードセクションが表示されるので、「What hardware are you using?」で「GPD」を選択し、インストール後のデスクトップ環境でKDEかGNOMEかを選択(どちらでもいいのですが、よくわからなければKDEでいいと思います)。

その後、インストールイメージをダウンロードし、RufusでUSBメモリに書き込み、それを使ってブート、インストールという手順になります。この辺りも、Bazziteのサイトでドキュメントがまとまっているので、迷うことはないと思います。

ただ1点だけ注意というか、指示を無視してインストールした部分があります。ドキュメントでは、デュアルブート環境では、Bazziteインストール時にストレージ構成を「自動構成」ではなく、手動構成(Advanced Custom(Blivet-GUI))でパーティションを分けるように書かれています。が、今回はこれを無視して、自動構成でインストールしました。

結果として、Windows側に影響もなくインストールできました。電源投入時にはデフォルトでSteam OSが起動し、Windowsを起動するにはF7連打でブートメニューを表示する必要がありますが、メインはSteam OSなので特に問題はありません。

GPD WIN mini with Steam OSの動作

GPD WIN miniでのSteam OSの動作ですが、もっさり感もなくかなり快適。Steamを使うだけなら、Windowsよりもキビキビ動いている気がします。

SteamボタンはGPD WIN miniのMenuボタン、クイックアクセスはR4ボタンに割り付けられていました。また、Steamボタン(Menuボタン)+RB(R1またはR2)でスクリーンショット、Steamボタン(Menuボタン)+右ジョイスティックでカーソル操作などのショートカットも一通り機能するようです(すべて試したわけではありません)。

ということで、とりあえずモンスターハンターワイルズのベンチマークを実行したところ、1280×720ピクセルでグラフィック「最低」なら、スコア「10788」でとりあえずプレイはできそうです(TDP15W、フレーム生成なし)。

TDPを28Wにすると、グラフィックが中でも「10941」となりました。

ちなみにWindows 11上で実行してもスコアは大きく変わりません。Windows 11上のSteamでは、「TDP15W/720p/最低」設定で「10755」でした。

Steam OSにしたからといって動作が速くなるわけでもなく、操作性が若干良くなる程度です。それでも、突然ポップアップで邪魔されたり、Windows Updateでイライラしたりといったことがなくなるのが大きなメリットでしょうか。

Xbox Game Passが利用できないというのがデメリットにはなりますが、Steamのゲームだけを遊ぶというのであれば、Steam OSを試してみるのもありでしょう。

ガジェットなど好きなことをブログやWEBメディアなどに書いて生きています。ライター仕事は常に募集中

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