
GENKIブランドを展開するHuman Thingsは2026年8月20日(現地時間)、ゲームコントローラー「GENKI MANTA(以下、Manta)」のクラウドファンディングをKickstarterで開始しました。超早割は189ドル、一般販売予定価格は279ドルです。締め切りは日本時間2026年10月2日10時、リワードの発送予定は2027年2月。
同社はMantaについて、本体内蔵の独自OS、アナログ化したフェイスボタン、テンションを変えられるスティックの3点を核となる設計に挙げています。
設定をコントローラー内で完結させる「MantaOS」
外観でまず目に付くのが、グリップの間に配置された2.79型のカラーディスプレイです。解像度は428×142で、独自OS「MantaOS」によって制御されます。プロファイル切り替え、スティックのデッドゾーンとレスポンスカーブ、ボタンのリマップ、トリガー挙動、振動の調整までを、PCやスマートフォンのアプリを介さず本体だけで行える構成です。画面が低い位置にあるのは、プレイ中のコントローラーが手前に倒れる分だけ視認しやすく、操作の邪魔にもなりにくいためとのことです。

メニューを閉じている間はダッシュボードになり、接続方式やポーリングレート、バッテリー残量をプロファイルごとに表示できます。プログラマブルな部分はデュアルコアのRaspberry Pi RP2350と16MBのストレージで動いており、Disk Modeで対応アプリをコピーすればMantaOSから起動できるとのことです。
ABXYをアナログ化した「Pulse Buttons」
フェイスボタンの4つは電気接点を持たず、押し込みの全ストロークを検出する「Pulse Buttons」を採用しています。底まで押し切る前に入力を発生させられ、作動点とリセット点をボタンごとに個別調整できるとのこと。接点がないぶん摩耗やチャタリングの要因が減る、というのがメーカーの説明です。

スティックはTMR方式で、テンションを約30〜80gfの範囲で無段階に変えられます。工具もスティック交換も不要で、ひねる操作だけで左右別々に設定できるとしています。メーカーは参考値としてSwitch 2 Proコントローラーが約60gf、Xbox Elite Series 2が約80gfだと挙げており、既存のプロコンの範囲を上下に広げた格好です。トリガーはホール効果センサーで、Digital・Rapid・Analogの3モードを物理スイッチで切り替えます。

Switch 2向けのモードと、グリップに仕込んだMaglev Haptics
MantaはSwitch/Switch 2専用モードを備えます。HOMEボタンでペアリング済みのSwitch 2をスリープから復帰でき、KBMボタンはGameChat用のCボタンとして機能し、画面表示もBAYX配列に切り替わるとのことです。対応ゲームではモーション操作が使え、HD Rumble 2の一部エフェクトはManta側のモーターで再生されるとしています。
振動機構の「Maglev Haptics」は、左右のグリップに独立駆動のモーターを1基ずつ、手のひら方向に力が向くよう傾けて配置したものです。ボイスコイルで磁気浮上したラムを駆動する構造で、短い打撃感や持続的な振動、複数周波数の同時再生に対応し、可聴域の音まで出せるとしています。

主なスペック
| 項目 | 内容(仕様) |
|---|---|
| ディスプレイ | 2.79型カラーIPS TFT-LCD(428×142) |
| フェイスボタン | フルレンジアナログ「Pulse Buttons」×4 |
| スティック | TMRセンシング/テンション30〜80gf(目標値) |
| トリガー | ホール効果センサー/Digital・Rapid・Analogの3ステージ |
| 追加ボタン | 6つ(ショルダー2/背面2/着脱式パドル2) |
| ポーリングレート | 有線8000Hz/2.4GHz 1000Hz/Bluetooth LE 6 125Hz |
| 接続 | USB-C(ケーブル固定機構)/2.4GHz(レシーバー同梱)/Bluetooth LE 6 |
| モーション | 9軸IMU(ジャイロ・加速度・コンパス) |
| バッテリー | 2400mAh(1200mAh×2、ユーザー交換可能なアセンブリ、目標値) |
| 充電 | USB-C/3ピン接点充電 |
| 内部ストレージ | 16MB |
| 重量 | 約315g(目標値) |
| 価格 | 超早割189ドル/一般販売予定279ドル |
そのほかの仕様
マクロ機能の「Macro Action Timeline」は、ボタン操作に加えてスティックの軌跡やトリガーの圧力を別トラックに記録し、収録後にタイムライン上で編集できるとしています。このほかキーボード・マウスとして使える「On-the-Fly KBM」やダークモードを含むテーマ変更を用意し、無線の到達距離は2.4GHz・Bluetoothとも10m超が公称値です。プロトタイプはgamescom、PAX West、東京ゲームショウで展示予定としています。



