iPhoneのMiniシリーズが廃止され、Zenfoneも次期モデルでは6.3インチに大型化するという噂が流れている中、なければ自分たちで作ろうという動きが始まりました。
コミュニティを率いているのは、Pebbleの創設者であるEric Migicovsky氏。Xperia Compactシリーズが好きだったというMigicovsky氏は、2022年はじめにスマートフォンメーカーに小型端末の開発を訴える目的で、Small Android Phoneを立ち上げました。ただ、あまりメーカーには声が届かなかったようで、だったら自分たちで作ってしまえということになったようです。
当初掲げられていたのは、iPhone MiniのAndroid版ですが、とりあえずは下記のことに注力するとのこと。
- 6インチ以下のディスプレイ、iPhone 13 Miniのサイズとデザインにマッチ
- 素晴らしいカメラ
- Android OS
価格は700~800ドル(あるいはそれ以上)になるようです。現在販売されているスマートフォンの中でも高額な部類になりますが、量産効果が期待できないので仕方がないところでしょう。
チームには、かつてGoProでデザインも行っていたAlex De Stasio氏もおり、いくつかのデザインコンプトを披露しています。その中で、背面カメラの配置についてはスマートフォンの印象に大きな影響がある部分なので、もう少し時間をかけてデザインしたいとのことでした。
おそらく、ある程度の目処がついた段階でクラウドファンディングを実施するのでしょうが、やはり気になるのは価格です。先にも書きましたが、台数が見込めない以上、市販のスマートフォンに対して高額にはなってしまいます。
たとえば10万円近い価格でありながら、仕様的には(5~6万円で購入できる)ハイミドルにとどまったとしてもそれが欲しいと思う人をどれだけ集められるのか、なかなか難しいところかもしれません。
Source: Small Android Phone via The Verge