
Xiaomiが1月末に発売したノイズキャンセリングイヤホン「Redmi Buds 6 Pro」「Redmi Buds 6」を今更ですがお借りしたので簡単にレビューしてみます。
「Redmi Buds 6 Pro」「Redmi Buds 6」は、どちらもANCに対応したカナル型のイヤホン。価格は「Redmi Buds 6 Pro」が9980円、「Redmi Buds 6」は5480円。


機能豊富なRedmi Buds 6 Pro
まずRedmi Buds 6 Proですが、見た目はRedmi Buds 6 Liteに似ています。

が、全体的な質感はこちらのほうが上。そこは流石に価格差を感じます。
イヤーチップはS/M/Lの3種類で、Mが標準で装着済みです。

ステム部分のタップやスワイプでジェスチャー操作が可能になっており、1回/2回/3回タップ、スワイプ、長押しに操作を割り当て可能です。

ANCは、強度を切り替えられるほか、周囲の騒音レベルに応じて自動的に効き具合を変更するアダプティブノイズキャンセリングに対応。また、3Dオーディオにも対応しており、ヘッドトラッキングも行え、没入感は高めです。

イコライザーにも対応しており、4つのプリセットのほか、好みに調整することも可能です。

コーデックは、SBC、AAC、LDACに対応。なお、LDACへの切り替えはアプリ上では行えず、端末のBluetooth設定から行う必要があります。
1万円以下で、よくもまぁこれだけ機能を詰め込んだなという気がするRedmi Buds 6 Proですが、音質面でも十分で、低音から高音まで非常にクリアに聞こえます。イコライザの設定し台ではありますが、標準ではかなりフラットな印象です。また、低音強化や高音強化を選んでも無理に増幅した感じはありません。
機能をしぼったRedmi Buds 6
もう一つのRedmi Buds 6は、ステムの雰囲気などはRedmi Buds 6 Proに似ていますが、ややチープな雰囲気です。

こちらも、イヤーチップはS/M/Lの3種類で、Mが標準で装着されています。

ステム部分のタップでジェスチャー操作が可能ですが、Redmi Buds 6 Proと違い、スワイプ操作には非対応です。1回/2回/3回タップ、長押しに操作を割り当てられます。

ANCの聞き具合はRedmi Buds 6 Proと比べるとやや弱め。といっても十分な性能です。外部音取り込みはありますが、ANCの聞き具合は調整できずアダプティブノイズキャンセリングにも非対応。3Dオーディオには対応しますが、ヘッドトラッキングはありません。

イコライザーは、4つのプリセットを搭載。製品ページではカスタマイズ可能との記載がありますが、私の環境ではカスタマイズはできませんでした。Xiaomiデバイスであれば対応するのかもしれません。

対応コーデックは、SBCとAAC。音質に関しては、若干ドンシャリな傾向。イコライザで高音強化にすると耳に刺さる感じでつらいですが、低音強化や音声増幅では、そこそこ聞きやすくなります。
どちらかを買うならRedmi Buds 6 Pro一択
正直な感想を言うと、見た目の安っぽさの問題はあるものの、Redmi Buds 6を買うなら、さらに安いRedmi Buds 6 Liteで十分だと感じます。

Redmi Buds 6 Proは低価格帯のイヤホンの中では頭一つ抜けている印象です。ANCや3Dオーディオのヘッドトラッキングなどに魅力を感じるのなら、購入して間違いはないでしょう。
