
カリフォルニア拠点のウェアラブルスタートアップAIVELAは、AIスマートリング「AIVELA Ring Pro(アイベラ リング プロ)」の日本初先行販売を、応援購入サービス「Makuake」で2026年5月12日に開始しました。プロジェクトは開始翌日時点ですでに目標金額500,000円を大きく上回り、3300万円超の応援購入を集めています。プロジェクト期間は2026年7月30日まで、リターン発送は2026年9月末を予定しています。
健康データを「活かす」ためのAIインサイトを搭載
AIVELA Ring Proは、4種のセンサーで睡眠、活動量、体表面温度などを計測し、AIがコンディションを分析するスマートリングです。睡眠スコアやエネルギーレベル(バイタリティ)の可視化に加え、長時間動いていない場合のリマインダー、月経・排卵周期の予測などにも対応します。

運動トラッキングは12種類以上に対応します。各種データの測定間隔は、心拍数が日常時に約10分周期(9分OFF+1分測定)、睡眠時に約6分周期、運動時は連続測定。血中酸素濃度(SpO2)は日常時・睡眠時とも約60分ごとに30秒間測定される仕様とのこと(運動モード中は測定なし)。体表面温度は常時モニタリングされており、日常時・運動時は10分ごと、睡眠時は1分ごとに記録されます。HRV(心拍変動)は心拍測定用のPPGセンサー起動時に測定される仕様です。

特徴的なのは、AIアドバイザーが2人用意されている点です。科学的でシンプルな視点でアドバイスする「Dave(デイブ)」と、感情に寄り添う「Mira(ミラ)」から、その日の気分や目的に合わせて選べます。AIインサイトは約2分のポッドキャスト形式でも提供され、移動中などに音声で1日の振り返りを確認できます。

なお本製品はウェルネス・フィットネス用途であり、医療機器ではありません。AIアドバイザーのアルゴリズムは、ACSM、AASM、AHA、WHOといった国際的な健康ガイドラインを参考に設計され、医学・スポーツ科学分野の専門家との共同開発で調整されたとしています。
指先でスマホやPCを操作できるOFNセンサー搭載
AIVELA Ring Proのもう一つの特徴が、光学式フィンガーナビゲーション(OFN)センサーを使ったデバイス操作機能です。タップ、スワイプ、ダブルタップなど8種類のタッチ操作と、指でフィンガーハートを作るといった6種類のエアジェスチャーに対応し、音楽再生、プレゼンのスライド送り、カメラのシャッター操作などをリングから行えます。

ジェスチャーごとに任意のアクションを割り当てるカスタマイズも可能で、スマートフォン、イヤホン、テレビなど、Bluetooth対応機器との連携が想定されています。

チタン合金ボディ、最大7日のバッテリー駆動
ボディには軽量で強度の高いチタン合金を採用し、表面には耐傷コーティングを施しています。重量は2.4〜3.6g(サイズによる)と、スマートリングとしては軽量な部類です。
防水性能はIP68等級に加え、水深100m相当の防水テストをクリアしており、シャワーや水回りでも装着したままで使えます。
バッテリーは最大約7日間の連続使用に対応し、約30分の急速充電で満充電となります。カラーはマットブラック、シルバー、ゴールド、ローズゴールドの4色展開です。対応OSはiOS 15.1以上、Android 14.0以上です。

Kickstarter版はすでに出荷開始、ユーザー評価は
AIVELA Ring Proは2025年9月にKickstarterでもクラウドファンディングを実施し、5,349人のバッカーから865,198ドルを集めて成功裏に終了。すでに初期出荷も始まっています。
海外メディアGadgets & Wearablesが2026年2月に伝えた状況によれば、ハードウェアの仕上がりや装着感は概ね好評で、プロトタイプのような粗さはないとされる一方、アプリ側では睡眠データやバイタリティデータの欠落、同期エラー、プロフィール情報の保存問題などが一部バッカーから報告されており、AIVELAはキャリブレーション手順やリセット手順を案内している状況とのこと。
ジェスチャー操作についても、タッチ操作は動作するもののユーザーによっては感度が高すぎると感じる、エアジェスチャーはまだ日常使いに馴染んでいないという意見が見られ、マーケティングで強調されたインタラクション機能が完全に成熟するには、ファームウェアアップデートでの改善を待つ必要がありそうです。
CES 2026で実機を試したTom’s Guideのレビュアーも、OFNセンサーでTikTokをスワイプするデモが何度かやり直しになるなどジェスチャー操作の挙動にやや不安定さが見られたと報告しています。一方で軽量で洗練された外観や、ヘルストラッキング機能のカバレッジ自体には肯定的な評価がされています。
つまり現状のAIVELA Ring Proは、ハードウェア面の完成度は高い一方、ソフトウェアと先進的なジェスチャー操作機能はまだ発展途上というのが、海外でひと足先に手にしたユーザーの率直な評価といえそうです。
価格とリターン
Makuake版の一般販売予定価格は4万6000円(税込)。プロジェクト期間中は早期割引が用意されています。
- 【期間限定超早割】(5/12〜5/18 10:59):2万6000円(43%OFF)
- 【期間限定超早割】クリーニングキット付き:2万7000円(44%OFF)
- 【限定早割】2個セット:5万2000円(43%OFF)
- 【限定早割】3個セット:7万2000円(48%OFF)
オプションとして、リング保護カバー(5色セット)が1500円、クリーニングキットが1500円で用意されています。送料無料(国内配送のみ)で、Makuake購入者には2年間のメーカー保証が付属します。

サイズは購入後に無料のサイジングキットが送付され、別途案内されるサイズ選択フォームで指定する流れです。
