第35回日本文具大賞、グランプリはマルマン「スパイラルノート ベーシック」に

当ブログの一部のリンクはアフィリエイトリンクです。これらのリンクから商品を購入された場合、当サイトは一定の報酬を得ることがあります。

RX Japanは2026年6月24日、東京ビッグサイトで開幕した「ライフスタイルWeek 夏」内の文具・紙製品展「ISOT」の会期初日に、第35回日本文具大賞の表彰式を開催しました。グランプリには、マルマンの「スパイラルノート ベーシック」が選ばれました。

日本文具大賞は、この1年間にリリースされた新製品・リニューアル製品の中から、最も優れた文具に贈られるアワードです。機能・デザイン・サステナブル・トレンドの4部門でそれぞれ3製品の優秀賞(合計12製品)が選ばれ、その中から1製品がグランプリに選出されます。

グランプリ:マルマン「スパイラルノート ベーシック」

グランプリに輝いた「スパイラルノート ベーシック」は、デザイン部門の優秀賞からの選出です。美しい金属線のスパイラルリングと、丸みを帯びたコイルループ加工の穴を採用することで、ページをめくる際の引っかかりをなくしたストレスフリーなノートです。独自の工夫や細かなミシン目など、細部における使いやすさにこだわり、究極のベーシックを完成させた誠実なものづくりが高い評価を獲得しました。

▲マルマン「スパイラルノート ベーシック」

受賞にあたり、マルマン株式会社マーケティンググループグループ長の内田氏は、グランプリ受賞について「正直、非常に驚いている」とコメント。マルマンは創業から長い歴史を持つものの、自社を非常に地味で実直な会社であると表現し、宮崎県でのものづくりにおいて一つ一つの細かな部分にまで神経を使いながら毎日真摯に製造を続けてきたと振り返りました。目立たない取り組みではあるものの、今回このような栄えある賞を受賞できたことは、これまでの歩みが間違っていなかったという証明になり、社員一同にとって大きな励みになると語りました。今後もユーザーに「使ってよかった」と感じてもらえる製品の開発を目指し、さらに精進していくという決意と共にスピーチを締めくくりました。

▲グランプリを受賞したマルマンの内田氏(右)と審査委員長の松本氏(左)

各部門の優秀賞を受賞した12の傑作文具

表彰式では、グランプリとなった「スパイラルノート ベーシック」を含む、4つの部門の優秀賞(計12製品)が紹介されました。今年の審査委員長を務めた女子美術大学副学長の松本博子氏によると、現代の新しいライフスタイルや働き方を徹底的に研究し、定番の文具を新しい形へと昇華させたクオリティの高い製品が多数集まったとのことです。

■ 機能部門

  • カール事務器「リフィルメーカー3.5」:誰でも簡単にかつ美しく手帳用のリフィル穴を開けられるアイテム。
  • プラス「フィットカットカーブ 万能チタン」:圧倒的な切れ味、サビに強いチタンコート、軽い力で切れる独自カーブなど高いハサミ技術が詰まった万能な一品。
  • リヒトラブ「ミューチュアル 二つ折りクリップボード」:A4書類を挟んだまま半分に折りたたんでコンパクトに持ち運べる、日常の困りごとを解決する発想力が光るボード。

■ デザイン部門

  • マルマン「スパイラルノート ベーシック」(★グランプリ受賞)
  • カール事務器「ブックチルト」:本体に傾斜を持たせるシンプルなアプローチで本が倒れる課題を解決し、収納を見せるディスプレイへと昇華。
  • サクラクレパス「ボールサイン ID シングル」:日常に馴染む黒という色に多様な選択肢を持たせ、スタイリッシュなデザインと機能美を両立。

■ サステナブル部門

  • 国府印刷社「色変わるメモ帳」:印刷工程の余剰紙を再活用し、ページをめくるごとに色が変化するワクワクする体験価値をプラスしたアップサイクル商品。
  • コクヨ「キャンパス よく消えるのに折れにくい消しゴム」:基本機能を追求しつつ、開発段階からワークショップを取り入れた優れたインクルーシブなプロセスが特徴。
  • 日本理化学工業「ダストレス シーシェルチョーク」:ホタテ貝殻の廃棄問題を解決する再利用チョーク。障害者雇用やユニバーサルデザインへの対応も評価。

■ トレンド部門

  • サンスター文具「スティッキールはさみ ツマムノ」:レトロ再評価に伴うシールニーズを捉え、コンパクトハサミに「切る」と「つまむ」の機能を融合。
  • ソニック「デジトックス ザ・ルーティン スマホ用 タイムロックケース」:現代人の大きな課題であるスマホ依存に対し、物理的に距離を置くルーティンを簡単に作れる仕様。
  • マークス「ファンログ」:大切な推し活動の記録やグッズ共有などを、自分のスタイルに合わせて自由にカスタマイズして可視化できる手帳。

個人的な注目

個人的には、サクラクレパスのボールサイン ID シングルが気になりました。昔、万年筆を愛用していたこともあり、久しぶりにナイトブラック(ブルーブラック系)に出会って、ちょっと使ってみたくなっています。

また、ダストレス シーシェルチョークも、純粋に「チョークってまだ進化するんだ」、という点で気になりました。

そしてPLUSの「フィットカットカーブ万能チタン」。とても便利そうなので、さっそく購入しました。

まとめ


第35回日本文具大賞は、定番製品の作り込みが評価された年になりました。グランプリのスパイラルノート ベーシックをはじめ、機能部門のはさみやクリップボード、サステナブル部門の貝殻チョークなど、派手さよりも実用と継続性に寄せた製品が目立ちます。

受賞製品はISOT会場(東京ビッグサイト、6月26日まで)に実物が展示されているので、現地に行ける人は手に取って確かめてみてはいかがでしょうか。日々の生活や仕事を支える文具がどのように進化していくのか、今後の各社の取り組みにも引き続き注目が集まります。

タイトルとURLをコピーしました