
MetaとEssilorLuxotticaは2026年8月26日、AIグラスの新シリーズ「Meta Glasses」の日本での販売を開始しました。価格は5万600円(税込)から。カラー、レンズ、フレームの組み合わせで全26種類のスタイルを展開し、度付きレンズにも対応します。
日本では2026年5月21日に「Ray-Ban Meta」「Oakley Meta」がすでに発売されており、Metaはこれらに「大きな反響をいただいています」としています。今回のMeta Glassesは、それらより低い価格帯に位置づけられた新シリーズです。
販売チャネルはMeta.comとMetaの認定小売店。加えて、ソフトバンクオンラインショップと一部のソフトバンクショップでも同日から取り扱いが始まっています。

フレーム3種類、組み合わせは全26スタイル
フレームは3つのスタイルが用意されています。
- Meta Adventurer:すっきりとしたスクエア型。スタンダードとラージの2サイズ展開
- Meta Fury:力強い存在感を放つ、大胆なデザインのフレーム
- Meta Glasses by Kylie:Kylie Jennerとのコラボレーションによる、スリムなオーバルフレーム
カラーはClassic Black、Classic Tortoise、Racing Green、Linen、Merlot、Mahogany、Sandstoneなど。レンズはEssilorLuxotticaのサングラスレンズ、Transitionsレンズ、偏光レンズ、クリアレンズから選べます。この3要素の組み合わせで26種類のスタイルになるという構成です。

度付きレンズは総度数-12〜+2.25の範囲に対応し、どのフレームにも取り付けられます。購入後に好きな眼鏡店へ交換を依頼しても保証は無効になりません。さらに、レンズ取り付け作業中にフレームが破損した場合は、一部を除いて無償でのフレーム交換の対象になるとしています。
眼鏡店での交換を前提にした設計になっている点は、普段から眼鏡をかけている人には効いてくるところだと思います。「スマートグラスを追加で持ち歩く」のではなく「今かけている眼鏡を置き換える」という選び方ができるかどうかで、使用頻度はかなり変わってきます。
かけ心地の調整機構と主な機能
フィット感の調整機構も公表されています。オーバーエクステンションヒンジを採用し、ノーズパッドは3方向に調整可能。テンプルチップも調整できます。
搭載機能はMetaの他のAIグラスと共通です。
- Meta AI:アクションボタンから呼び出せるほか、お気に入りの機能を起動するようカスタマイズ可能
- オープンイヤースピーカー:耳を塞がず、周囲の状況を把握しながら通話や音楽再生ができる
- マルチマイクアレイ:風切り音低減により、通話や音声操作をクリアに
- ハンズフリー撮影:写真・動画を手を使わずに撮影
- キャプチャLED:ギャラリー保存用のコンテンツを撮影中は前面の白いライトが点滅して周囲に知らせる。このLEDはオフにできない
- バッテリー:8時間以上の駆動時間。折りたたみ式の充電ケースで最大40時間を追加
Metaは、ソフトウェアアップデートによって今後も新機能を追加していくとしています。
まとめ
AIグラスは「便利そうだが7万円台は試しづらい」という価格帯に留まっていました。5万600円からという設定は、その心理的なハードルを一段下げるものです。度付き対応、眼鏡店でのレンズ交換、取り付け時の破損への保証と、眼鏡としての運用を想定した条件が揃っているのも実用的です。
一方で、上位モデルとの機能差がどこにあるのかは、現時点の公表情報だけでは判断しきれません。搭載機能の一覧を見る限りRay-Ban MetaやOakley Metaと共通で、Metaも「世界で最も売れているAIグラスのあらゆる技術と機能をベースにした」と説明しています。つまり2万円強の差は主にブランドと素材・デザインによるもの、と読めますが、カメラや音響の実性能に差があるかは実機での比較を待ちたいところです。

