
すっかりメジャーになってきたAIボイスレコーダー。カード型が人気となっていますが、机に置けない場合は、スマホに貼り付けたり、手に持ったりしておく必要があります。そんなときに便利なのが、Plaud NotePinを始めとしたウェアラブル型のAIボイスレコーダーです。最近では、Anker Soundcore Workなども登場し、徐々にその数を増やしています。
そんな中、そうしたAIボイスレコーダーとはちょっと違ったコンセプトのウェアラブルAIアシスタント「AIマインドクリップ」をSwitchBotが発売しました。価格は1万9980円でブラックとホワイトの2色展開となっています。
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キャンペーン情報
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2026年10月13日(火)~10月19日(月)
今回、製品を提供いただき、約2か月ほど使用しているのでレビューします。先に印象を書いておくと、これは他のAIボイスレコーダーのように議事録を作るためのデバイスというより、一日のうちに会議の内容や話した内容を記録して、要点ややることを整理するための道具といった感じでした。
クリップ型は、机がない場面で効く
本体サイズは約50×29×18.5mm、重量は16.8g(公称値)。名前のとおりクリップ式で、服の襟元やカバンのストラップ、胸ポケットの縁などに留めて使います。

重量については、同じウェアラブル型のPlaud NotePin Sが17.4gなので、ほぼ同等です。数値の差より、留め方の違いのほうが使い勝手を分けると感じました。
Plaud NotePin Sはマグネットで服を挟んだり、マグネットクリップで留めたりもできますが、気が付くとマグネットが外れて落ちてしまったりということもあります。これに対して、AIマインドクリップはクリップ一体型なのでそうした心配がありません。本体にUSB-Cポートがあり、すぐに充電できるのも好ポイントです。

また、カード型のAIボイスレコーダーは、使用時にはテーブルに置くか手に持つかする必要があるので、テーブルがなかったり、立ち話をさっと録音したい場合には少々不便です。その点、本機は身につけたままなので、場所を気にせず利用することができます。

ただし、マイクはクリップ正面に1つだけなので、大きめの会議室などでは集音性能に問題が出るかもしれません。これ1つでカバーするよりも、カード型や一般的なボイスレコーダーなどとうまく使い分けた方がいいでしょう。
なお、ディスプレイは搭載しておらず、本体側で分かるのはオレンジと白の表示ランプだけです。録音時間やバッテリー残量を確認したいときはアプリを開くことになります。

スライドスイッチだから、録音の開始と停止を間違えない
録音の開始と停止はスライドスイッチで行います。ボタンも備えていますが、そちらはペアリング用です。
ボタンの長押しで録音を始めるタイプは、押し方が足りずに録れていなかったり、止めたつもりが止まっていなかったりすることがあります。スライドスイッチは、物理的にしっかりと反応を感じられるので、そうしたミスはなくなります。ディスプレイがないぶん、この方式は理にかなっていると感じました。

ただ、何かの拍子にスイッチに触れてしまい、録音側にスライドしていることが何度かありました。このあたりは気を付けるしかないのかもしれませんが、何かしらの対策がほしいところです。
記録したデータはデバイスからクラウドへの転送時、およびAWSクラウド上での保存時に暗号化されます。アップロード後は端末内の録音データが削除される設計で、USB-Cポートから録音データを直接取り出すことはできません。認証はEN 18031、ISO 27001、ISO 27701を取得しているとのことです。
アプリを開くと、録音ファイルの一覧が出てこない
アプリは、SwitchBotアプリとは別の「AI MindClip」アプリを利用します。データの同期はアプリを開いたタイミングか、充電時に自動で行われます。また、文字起こしと要約も同期のタイミングで自動で行われます。
他のAIボイスレコーダーアプリとちょっと違うのが、このアプリの見せ方です。他のアプリでは、トップ画面には録音ファイルの一覧が並びますが、AI MindClipでは、上部に「毎日の振り返り」「週間サマリー」のタグがあり、その下には日付ごとに録音ファイルが並びます。
AIマインドクリップは、会議や打ち合わせなどを録音するだけでなく、日々のちょっとした会話や思い付きなども録音することを想定しています。そうした録音内容を1日単位でまとめて要約し、ToDoを抽出するというのがコンセプトになっているようです。

もちろん、録音ファイルを選択すれば、個別に要約、ToDo、文字起こしを確認することもできます。なお、文字起こしの対応言語は30言語以上、要約に使うAIモデルはGPT、Claude、Geminiなどとのことです。

記録済みの内容について、あとから質問できる「Ask AI」も用意されています。

本機には要約の書式を指定する仕組みがなく、テンプレートという形での提示もありません。内容に応じてAIが会議・商談・インタビュー・日常といったテンプレートを自動で選択するとのことですが、ユーザー側で指定することはできず、「勝手に整理される」という印象です。
このため、決まった書式の議事録を毎回作りたい用途には向かないでしょう。一方で、選ぶ手間がないぶん、とりあえず録っておいて後から要点だけ拾う、という使い方とは相性が良さそうです。
毎日の振り返りと週間サマリー
AI MindClipの特徴的な機能が、「毎日の振り返り」と「週間サマリー」です。マインドクリップは、会議などだけではなく、日常会話も録音する使い方が想定されています。そのため、その日1日の録音内容から、どんな1日だったか、どういったことが決まったのかなどをまとめてくれるのが「毎日の振り返り」です。便利と言えば便利な機能なのですが、表示されるのが翌日の午前中と少々遅め。できたら、その日の夜にはまとめてほしいところです。
「週間サマリー」は「毎日の振り返り」の1週間バージョン。内容的には週間サマリーのほうが詳しく、今週に向けた提案など、かなり実践的な内容も提案してくます。ただ、生成されるのが毎週月曜日の午前中なので、こちらもできたら土曜日か日曜日にまとめてほしいと思っています。

個人的な使い方としては、AIマインドクリップで文字起こしした内容をGeminiやClaudeに渡して使うことがほとんどなので、AI MindClip内で要約の確認やタスク管理をすることはありません。このため、毎日の振り返りをチェックすることはないのですが、週間サマリーに関しては、先にあげた「今週に向けた提案」が面白く(意外と役に立つ)、チェックするようにしています。ここだけ、もう少し目立つように表示してほしいところです。
OpenAPIで、記録した内容を外部のAIに渡せる
SwitchBotはAIマインドクリップ向けにOpenAPIを公開しています。文字起こしの全文、AI要約、ToDo、毎日の振り返り、週間サマリーなどを外部から取得でき、他のツールやAIエージェントに渡して使えるとしています。会議の記録から次回のアジェンダをまとめる、といった使い方が想定されているようです。
利用に必要なTokenは、アプリの「プロフィール」→「設定」→「基本データ」に進み、アプリバージョンを複数回タップして開発者オプションから取得します。なお、OpenAPI経由で使う場合にも、文字起こし時間は通常どおり消費されます。
用途的には、OpenAPIではなくMCPサーバーを公開してほしいところですが、そのあたりは今後に期待といったところでしょうか。
料金プラン
料金プランは次のとおりです。
| プラン | 文字起こし時間 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| 無料 | 300分/月 | 0円 |
| プレミアム | 1200分/月 | 1980円/月、9980円/6か月、1万5980円/年 |
| アルティメット | 無制限 | 3万6980円/年 |
| 600分パック | 600分(有効期限2年) | 1380円 |
| 3000分パック | 3000分(有効期限2年) | 6580円 |
| 6000分パック | 6000分(有効期限2年) | 1万3000円 |
無料枠の月300分は、一日あたり10分程度の計算になります。立ち話や短い打ち合わせを拾う使い方なら足りる場面もありますが、会議を毎日録るなら足りません。月額プランのほかに買い切りの文字起こしパックが用意されているのは、録音量が月によってばらつく人には合いやすいと思います。
同じクリップ型・ウェアラブル型との比較
| 項目 | SwitchBot AIマインドクリップ | Plaud NotePin S | Anker Soundcore Work | Vocci |
|---|---|---|---|---|
| 装着方法 | クリップ | クリップ/マグネット/リストバンドなど | 襟元クリップ/ネックレスチェーン/スマホにマグネット装着 | 指輪型 |
| 重量 | 16.8g | 17.4g | 約10g(マイク本体)/約48g(充電ケース込み) | 実測 3.2g(リング本体) |
| 録音操作 | スライドスイッチ | ボタン(長押し) | ボタン(ワンクリック) | ボタン(2回クリックで開始/終了) |
| 連続録音 | 20時間以上 | 20時間 | 8時間(本体のみ)/32時間(ケース併用) | 最大8時間 |
| 内蔵メモリー | 64GB | 64GB | 8GB/64GB | 64MB(約8時間) |
| ディスプレイ | なし | なし | なし | なし |
| 要約テンプレート | 提示なし(自動整理) | 選択可 | 30種類以上をAIが自動選択 | なし(自動整理) |
| PC・Web対応 | Webアプリ提供予定 | 対応 | 対応 | 非対応(MCP対応でChatGPTなどから利用可能) |
| 無料枠 | 300分/月 | 300分/月 | 300分/月 | 300分/月 |
| 価格 | 2万2980円 | 2万8600円 | 2万4990円(8GB)/2万6990円(64GB) | クラファン中、支援価格2万9990円〜 |
まず、無料枠はいずれも月300分で横並びになっています。ここは選ぶ基準になりにくいところです。
次に重量ですが、AIマインドクリップとNotePin Sはほぼ同じです。Soundcore Workはマイク単体なら約10gと軽いものの、充電ケースを持ち歩く前提になるため、単純な比較はしにくいところがあります。
そして要約の作り方です。PlaudとAnkerはテンプレートを持ち、Ankerは30種類以上を用意したうえでAIに選ばせています。AIマインドクリップは書式そのものをユーザーに触らせません。
まとめ:議事録ツールではなく、記録と情報整理の道具
SwitchBot AIマインドクリップは、会議の議事録を整えるための製品というより、一日のあいだに交わした会話を残して、要点とやることに落とすための製品です。アプリを開いたときに録音ファイルではなく今日のまとめが出てくる設計は、その考え方をそのまま形にしたものでしょう。
良かったのは、クリップ型で机を必要としないことと、スライドスイッチで録音状態を確実に管理できることの2点です。特に後者は、ディスプレイのない製品としては合理的な選択だと感じました。
こんな人に向いていそうです。
- 立ち話や移動中の会話も取りこぼしたくない人
- 録音の開始・停止を確実に把握したい人
- 録った内容から、要点とやることだけ拾えれば十分な人
- 記録した内容を他のAIツールやワークフローに流したい人
逆に、次のような人には検討すべきポイントがあります。
- 決まった書式の議事録を毎回作りたい人
- 机に置いて長時間の会議を録るのが主な用途の人
- 本体だけで録音時間や残量を確認したい人
AIボイスレコーダーはここ2年ほどで選択肢がかなり増えました。そのなかで本機は、議事録を仕上げる方向ではなく、日常の記録を拾って整理する方向に振った製品です。
連続20時間の録音が可能なので、その気になれば一日中録音しておき、AIに毎日の要点をまとめてもらうという使い方もできます(文字起こし時間を消費するので、アルティメットプランでないと無理そうですが)。あるいは、夜間、寝間着の首元に録音状態で装着しておき、寝言の記録や夢の内容をすぐに記録するといったこともできそうです。
その意味でも、議事録ツールというより、記憶のアウトソーシングといった印象の製品です。これが自分の使い方と合うかどうかが、判断の分かれ目になりそうです。
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- SwitchBot AIマインドクリップ
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19,980円(税込)→ 16,980円(税込) - セール価格と併用可能な、期間限定の300円OFFクーポンコードを配布中!
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2026年10月13日(火)~10月19日(月)
