
PLAUDは10月21日、新製品発表会を開催し、会話型ウェアラブルAIデバイス「Plaud One(プラウド ワン)」を国内で初めて公開しました。日本では2026年内に数量限定で発売する予定で、価格は4万4000円(税込)。同日19時から公式サイトで事前登録を受け付けています。
あわせて、カード型AIボイスレコーダーの新モデル「Plaud Note Pro Flow Edition」を10月29日に発売することも発表されました。
イヤホンと充電ケースの2つで録音する「Plaud One」
Plaud Oneは、イヤホンと充電ケースで構成されるデバイスです。役割は分かれていて、通話やオンライン会議はイヤホンで、対面の会議や商談は充電ケースで録音します。ケースには4基のMEMSマイクを搭載しており、最大5m先の音声を記録できるとのことです。ただし、ケースでの録音時には、イヤホンはケースに収納しておく必要があるとのこと。

これまでのPlaud NoteやNotePinは、対面録音と通話録音を1台でこなす方向で作られていましたが、Plaud Oneはイヤホンを使うことで「自分の耳に入ってくる音」をそのまま記録する形になっています。

連続録音時間は、イヤホンで最大6時間、充電ケースで最大25時間です。

eSIM内蔵で、スマホなしでもアップロード可能
大きな特徴は、充電ケースにeSIMを内蔵していることです。ユーザー自身が通信事業者と契約する必要はなく、日本を含む80以上の国と地域で4G LTE通信に対応します。Wi-Fiやスマートフォンがない環境でも、録音データのアップロードやAIエージェントの利用ができるとのことです。

発表会では、会話が終わればすぐに録音データがアップロードされ、文字起こしと要約が生成される流れが紹介されていました。
声で指示するAIエージェント
Plaud Oneでは、録音だけでなく、AIエージェントに声で指示を出すことができます。
充電ケースのAIボタンを長押しすると、AIエージェントが起動します。たとえば「今日の会議をまとめて、チーム向けのフォローアップを作成して」と話しかけると、その日の会話から決定事項や対応事項を整理し、共有用の文書を作成します。発表会での説明によると、送信はユーザーの確認を経てから行う形とのことです。応答はケースの内蔵スピーカーから返ってきます。

イヤホン側では「Hey Plaud」と話しかけてエージェントを起動します。発表会では、次の会議に向かう途中で「次の会議についてブリーフィングして」と頼むと、過去の通話や関連情報をもとにした要点をイヤホンで読み上げる使い方が紹介されていました。
ただし、音声による起動は今のところは行えず、今後のアップデートで対応するとのこと。現状ではイヤホン側でエージェントの起動はできません。また、機能によってはクレジットを消費する場合があるとのことです。

イヤホンとしての基本性能
イヤホンはハーフインナーイヤー型で、アクティブノイズキャンセリング(ANC)、LDAC、Bluetooth 5.4に対応します。録音専用ではなく、普段使いのイヤホンとしても使える仕様です。
価格と発売時期
- メーカー希望小売価格:4万4000円(税込)
- 発売時期:2026年内(数量限定)
- 事前登録:10月21日19時から公式サイトで受付
- 事前登録特典:3520円相当のクレジット
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Plaud One
ソフトウェアは「実行するAI」へ
Plaud Oneの機能と合わせて、AI基盤「Plaud Intelligence」の大型アップデートも発表されました。これまでの録音、文字起こし、要約、Ask Plaudによる質問応答に加え、次のような機能が順次追加されます。
- アーティファクト:会議内容をPowerPointやPDFなどの資料にまとめる
- コネクタ:Googleカレンダー、Slack、Notionなどの外部サービスと連携
- スキル:業務に合わせた処理手順をプリセット
- ルーティン:指定した条件に応じて作業を自動実行
- メモリー:利用者の役割や好み、過去の決定事項を参照
発表会では、録音データをクライアントやプロジェクトごとに整理し、その蓄積をもとにエージェントが資料作成や共有まで行うデモが披露されました。Plaud Oneは、これらの機能を声で呼び出すためのデバイスとして設計されている印象です。

Plaud Note Pro Flow Editionは10月29日発売
カード型の「Plaud Note Pro Flow Edition」は、Plaud Note Proの新モデルです。カード型の形状はそのままに、主に2点が変わっています。
1つはマイクで、AI指向性収音技術を採用したS/N比68dBの「Super Mic」を4基搭載しています。音声強化モードでは最大5m先の音声を録音できます。

もう1つが、モデル名の由来となっている自動化機能です。録音を止めると、Bluetoothでスマートフォンの接近を検知し、録音データをPlaudアプリへ自動で転送。アプリに届いた時点で文字起こしと要約を自動生成します。アプリを開いて転送ボタンや生成ボタンを押す手間がなくなります。ただし、自動転送は現時点でiPhoneのみの対応で、アプリでの事前設定と位置情報へのアクセス許可が必要です。

価格は2万9700円(税込)で、10月29日発売。カラーはブラックとシルバーの2色。公式サイト、Amazon、楽天市場のほか、エディオン、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラで販売されます。なお、従来のPlaud Note Proは順次終売になるとのことです。

