CIO、国産充電器「NovaPort DUO III 65W2C」をMakuakeで公開 ─ 国内部品53.3%

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CIOは2026年9月10日、国産充電器プロジェクトの第一弾となるUSB充電器「NovaPort DUO III 65W2C」の応援購入をMakuakeで開始しました。最大65W出力でUSB-Cポートを2基備えた製品で、一般販売予定価格は8880円。カラーはブラックとホワイトの2色です。

Makuakeでの実施期間は2026年9月10日から11月29日まで。執筆時点の応援購入コースは、超早割(限定1000個)が7380円(税込)~となっています。このほか2台セットや、不要になった充電器の回収サービス利用を前提とした「充電器回収割」、プロジェクト特設ページに名前を掲載するコースなども用意されています。お届け予定は2026年12月とのことです。

CIOは2017年設立で、今年が創業10年目にあたります。今回のプロジェクトは、その節目の取り組みとして進めているものです。

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「完成品ではない」と明言したうえでのスタート

今回のリリースで目を引くのは、CIO自身が「この製品は、まだ完成していません」と書いている点です。すべての工程を日本で完結しているわけでも、全部品が日本製でもない。ただし「国産」と名乗るために必要なラインは超えている、という説明になっています。

工程の分担は具体的に示されています。第一弾では部品調達から基板実装までを中国で行い、ファームウェアの書き込み、TFT液晶の取り付け、最終組立、通電検査、エージング試験、梱包、出荷を日本で担当します。設計・部品調達・基板実装を途中で分断すると不具合時の原因と責任の所在が特定しにくくなるため、まずは品質を担保しやすい後工程から国内に移した、というのがCIOの説明です。TFT液晶を取り付けた状態での長距離輸送は振動による破損リスクがあるため、液晶の取り付けを日本で行うことには完成品の品質を守る意味もあるとしています。

3つの挑戦:国内工場、熱設計、国内メーカー製部品

プロジェクトの柱は3つです。

1つ目が、日本工場を介したものづくり。国内工場を探すなかで、福島県伊達市のアサヒ電子との協業に至りました。中国で行っていた製造工程をそのまま日本へ移せば済むものではなく、設備の違いや得意分野を工場側と確認しながら工程を組み立てる必要があったとのことです。CIOは「つくる」だけでなく「つくり続ける」ことを目標に挙げており、継続して発注することで工場に経験が蓄積される、という考え方を示しています。

2つ目が、熱設計と出力の維持です。きっかけは、2025年7月発売の「NovaPort SOLO II 65W」をYouTuberのイチケン氏に分解・検証してもらったことでした。小型で高出力な充電器は発熱しやすく、内部を守るために出力を落とすことがあります。今回は最大出力の数字だけでなく、使い続けたときの出力に向き合うとして、イチケン氏に開発へ参加してもらい、回路や部品、熱の状態を一緒に確認しながら設計を進めたとしています。

3つ目が、国内メーカー製部品の採用です。プロジェクトを始めた2026年4月時点では採用率0%。そこから部品を洗い出して置き換えを検討し、5月時点で23%、9月時点では部品点数210個のうち53.3%まで引き上げたとしています。ただし日本メーカー製ならどれでも採用するわけではなく、必要な性能や品質、供給体制を確認しながら進めているとのことです。

なお、第一弾で100%を目指してはいない、と明確に書かれています。品質と責任の所在を明確にすることと、性能と価格を両立させることを優先した結果が現在の工程分担・部品構成だ、という整理です。

4つの出力モードとTFT液晶

製品側の特徴としては、4つの出力モードを切り替えられる点が中心に置かれています。

モード想定シーン動作
Full PowerノートPCなどへの充電最大65W出力を活かして充電
Safety Power長時間使用、持ち運び時内部温度を見ながら出力を切り替え、発熱を抑える
Power Save夜間・就寝時など急がない場面バッテリーをいたわる充電方法に制御
Custom機器ごとに出力を決めたいときポート単位で出力上限などを自分で設定

本体にはTFT液晶を搭載し、合計出力の表示、各ポートの情報表示、複数情報の同時表示、表示オフを切り替えられます。表示内容の変更や充電モードの選択は専用アプリからも操作でき、離れた場所に設置しているときでも設定を変えられるとしています。

このほか、USB-Cポートを本体下側に配置することで、壁コンセントに挿した際にケーブルが自然に下方向へ伸び、プラグに引っ張る力がかかりにくい設計としています。接続機器に応じて電力を自動で振り分ける独自技術「NovaIntelligence」、温度を常時監視して発熱を自動制御する保護機能「NovaSafety2.0」も搭載。電源プラグの根元には、トラッキング火災を抑止する絶縁キャップを採用しています。

外装は一眼レフカメラのボディのようなシボ加工で傷が付きにくくしたほか、ディスプレイを含むツヤ加工された外周には傷防止・指紋防止加工を施しているとのことです。

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