
イーケイジャパン(エレキット)は、左右に分かれたキーエリアの中央にポインティングデバイスを組み込んだ40%サイズの自作キーボードキット「STEEPLECORE(スティープルコア)」を、2026年9月23日に発売します。ポインティングデバイスの違いで、34mmトラックボールを載せた「トラックボールセット(TH-602BL)」と、40mmの円形トラックパッドを載せた「トラックパッドセット(TH-602PA)」の2種類があり、価格はいずれもオープン価格です。
タイピング位置のまま、親指の先でポインタを動かす
STEEPLECOREは、キーボード中央に置いたトラックボールやトラックパッドを、ホームポジションから大きく手を動かさずに操作できるという設計です。文字入力の途中でマウスに持ち替える煩わしさをなくしたい、というのが開発の出発点で、左右分割キーボードとポインティングデバイスの位置関係が固定できない問題もあわせて解決するために、最初から一体にしたとのことです。

ポインティングデバイスの直下にある3つのキーには、左クリック・中クリック・右クリックが標準で割り当てられています(変更可能)。イーケイジャパンによれば、ShiftやAltを押しながらのドラッグや、ショートカットキーや数値を入力してからクリックで確定する操作を、腕を動かさずに行えるほか、右手でキーを押しながら左手でポインタを動かすといった両手を組み合わせた操作もできるそうです。
49キーのロースタッガード配列、GH60互換ケースに収まる
キー配列は40%サイズながら、一般的なキーボードと同じロースタッガード(横方向に段ごとにずれた)配列です。省略された数字や記号は、「Modifier」キーとの組み合わせで入力します。必要なMX互換キースイッチは49個で、キーキャップは1U×39、1.25U×6、1.75U×2、2.25U×1、2.75U×1の構成です。
基板はGH60互換サイズで、市販のGH60互換60%ケースに収められます。ただしレイアウトの都合で、GH60系ケースで一般的なボトムマウントには対応しておらず、ケース固定用にシリコン製の「GEON X NUXROS KeySnap」を同梱し、ケース側面にフィットさせて基板を保持する方式です。
接続はUSB Type-Cケーブルによる有線に加え、別売のBLEモジュールを取り付けると無線でも使えます。BLEモジュールの取り付けにははんだ付けが必要で、公式製品ページではこのモジュールとしてSeeed Studioの「XIAO nRF52840 Plus」を挙げています。無線時の電源は単4形乾電池1本(ニッケル水素充電池も可)で、通常利用で約1カ月使えることを確認しているものの、使用環境や電池によって差が出るとしています。バッテリー残量の通知機能はありません。
トラックボールセットの34mmボールはセラミックボール3点支持の構造で、同じ径の市販ボールに交換してカスタマイズすることもできるとのこと。トラックパッドセットの40mm円形パッドは、ノートPCなどで馴染みのある操作感だと説明しています。
ケース・スイッチ・キーキャップは別売、対象年齢は14歳以上
STEEPLECOREは完成品ではなく、ユーザーがパーツを選んで組み立てるキットです。キットにはケース、キースイッチ、キーキャップは付属せず、キーボードとして使うには別途、MX互換キースイッチ49個、キーキャップ、GH60互換60%ケース、データ通信対応のUSB Type-Cケーブルなどが必要です。公式製品ページでは対象年齢14歳以上、難易度は5段階中3、はんだ付けありとしています。

販売はエレキット公式オンラインショップ「エレキットストア」のほか、同じ嘉穂無線ホールディングス傘下の遊舎工房、カホパーツセンターで行われます。

