
高コスパなオーディオ製品を手掛けるEarFunが、イヤーカフ型オープンイヤーイヤホンの新モデル「EarFun Clip 2」を発売しました。前モデル「EarFun Clip」の系統を引き継ぎつつ、Bluetooth 6.0対応や12mmチタンドライバー採用など、音質面・機能面をブラッシュアップしています。価格は9990円。4月30日までは、1500円オフになるクーポンも発行されています。
なお、これとは別にクーポンコード「EFCLIPNPR」を利用すると25%オフの7493円で購入可能。クーポンコードの有効期限は5月31日まで。
EarFunからは以前に「EarFun OpenJump」と「EarFun Clip」の2種類のオープンイヤーイヤホンを紹介していますが、EarFun Clip 2はそれらに続く3製品目のオープンイヤーモデルとなります。


EarFun Clip 2の主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Bluetoothバージョン | V6.0 |
| 対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
| 対応コーデック | LDAC、SBC、AAC |
| ドライバー | チタン製12mm径ダイナミックドライバー |
| マイク | 計4基(左右各2基)、ENC搭載AI通話ノイズキャンセリング |
| 再生時間 | LDACオフ:最大11時間(ケース併用で最大40時間)/LDACオン:最大6時間(ケース併用で最大22時間) |
| 充電時間 | 1.5時間(イヤホン)/2時間(ケース+イヤホン、USB-C)/3.5時間(ワイヤレス充電) |
| バッテリー容量 | 60mAh×2(イヤホン)、490mAh(充電ケース) |
| 防水防塵 | IP55 |
| ワイヤレス充電 | 対応 |
| マルチポイント接続 | 対応 |
| ゲームモード | 対応 |
| Google Fast Pair | 対応 |
| Hi-Res Audio Wireless認証 | 取得 |
| サイズ | 70mm×48.1mm×29.2mm |
| 重量 | 49.6g(イヤホン片側 約5.5g) |
| 価格 | 9990円 |
デザインと装着感
EarFun Clip 2は、前モデルEarFun Clipと同じく耳に挟んで装着するイヤーカフ型です。

耳に触れる部分には超軟質シリコン、クリップのワイヤー部には厚さ0.5mmのニッケルチタン形状記憶合金を採用。柔らかさと安定したフィット感を両立したとしています。

重量は片側約5.5gと、前モデルのEarFun Clip(5.7g)からさらに軽量化。長時間装着にも配慮した設計です。EarFun Clipは、長時間着けていると左耳が痛くなってきたのですが、Clip 2はそういったこともなく、装着感は非常に良好です。

防塵防水規格はIP55。汗や小雨程度なら問題なく使えるので、スポーツ用途にも対応できそうです。
Bluetooth 6.0とLDAC対応、音質について
EarFun Clip 2はチタン製12mm径ダイナミックドライバーを搭載。独自の「BassSurge」低音増強技術により、オープンイヤーながら力強い低域再生を謳っています。さらに、新設計の楕円サウンドポートにより、自然で解像度の高い音場を実現したとのこと。

対応コーデックはLDAC、SBC、AACの3種類。日本オーディオ協会のHi-Res Audio Wireless認証も取得しています。

なお、Bluetoothチップは次世代のBluetrum BT8972Fを搭載し、Bluetooth 6.0に対応。安定した接続と低消費電力の両立をうたっています。
実際に聴いてみた感想としては、デフォルトの状態だとかなりフラットよりな印象です。低音の強さも感じますが、パリッとした力強さはなく、ややぼやけた感じです。この辺り、後述するシアターモードやイコライザでだいぶ印象が変わります。
専用アプリ「EarFun Audio」
EarFunのイヤホンではおなじみとなっている「EarFun Audio」アプリに対応しており、LDACのオン・オフ切り替えやイコライザ設定などが行えます。

シアターモードでは独自開発の空間オーディオアルゴリズムにより、音場表現と臨場感を高めるとしています。また、ゲームモードも用意されており、低遅延での再生が可能です。
実際、シアターモードを有効すると、音場が一気に広がります。全体的にクリアな感じになりますが、高音がややシャリシャリした感じになってしまう気も。シアターモード有効時はイコライザが無効になるので、聞き比べて好みの方を選ぶといいでしょう。

操作は物理ボタン
タッチ操作ではなく物理ボタンを採用。誤操作を防ぎやすいのがメリットです。

物理ボタンは操作しやすいのがメリットではあるものの、そのために左右の区別が明確にあります。ケースにも左右逆には入りません。

基本操作はデフォルトでは下記の通り。
| 操作 | 左 | 右 |
|---|---|---|
| 1回押し | 音量ダウン | 音量アップ |
| 2回押し | 再生/一時停止、通話応答/終了 | 再生/一時停止、通話応答/終了 |
| 3回押し | 前の曲、2つの通話に応答・転送 | 次の曲、2つの通話に応答・転送 |
| 2秒長押し | 音声アシスタント起動、通話拒否 | 音声アシスタント起動、通話拒否 |
ボタン操作はアプリからカスタマイズも可能です。

マルチポイントとGoogle Fast Pairにも対応
2台のBluetoothデバイスに同時接続できるマルチポイントにも対応。EarFun Audioアプリからの設定のほか、ケース内のボタンを3秒長押しすることでも、2台目デバイスとのペアリングが可能です。
また、Google Fast Pairにも対応。Androidデバイスとの初回ペアリングはスムーズに行えます。
充電ケースはワイヤレス充電にも対応
充電ケースはUSB-C接続のほか、ワイヤレス充電にも対応。バッテリー持ちは、LDACオフ時でイヤホン単体最大11時間、充電ケース併用で最大40時間と、このクラスとしては十分なスタミナです。


まとめ
EarFun Clip 2は、約1万円というEarFunらしい低価格ながら、Bluetooth 6.0、LDAC、Hi-Res Audio Wireless、IP55、ワイヤレス充電、マルチポイント、Google Fast Pairと、このクラスで期待される機能はほぼ揃えてきた印象です。
前モデルのEarFun Clipから、ドライバーは10.8mmカーボンファイバー複合膜から12mmチタン製へ、Bluetoothも5.3から6.0へ、重量も5.7gから5.5gへと、地道な改良が重ねられています。
イヤーカフ型は耳の形状によって合う・合わない個人差が出やすいタイプですが、もしフィットするなら、1万円前後でこのスペックは十分に魅力的。オープンイヤー型を試してみたい人にとって、EarFun Clip 2は有力な選択肢となるはずです。
