
PLAUDが2026年3月に発売したウェアラブル型AIボイスレコーダーの新モデル「Plaud NotePin S」。基本性能は既存のPlaud NotePinと変わりませんが、物理ボタンを搭載したのが大きな変更点となっています。価格は2万8600円。

実機を提供いただいたので、Plaud NotePinとの比較をメインに簡単にレビューしていきます。
クリップ・ネックストラップ・リストバンドが全付属
Plaud NotePin Sは、カプセル状のウェアラブル型AIボイスレコーダー。AIボイスレコーダーとしてはカード型が主流になっていますが、机上に置けない場合には、ポケットに入れておくとマイクがふさがり録音品質が落ちてしまうため、手に持つなどの工夫が必要になります。
その点、ウェアラブル型のPlaud NotePin/NotePin Sは、クリップで服に留めたり、ネックレスとして首にかけたり、リストバンドで腕に装着するなど置き場所に困らないのが特徴です。


NotePinはクリップは付属するものの、ネックストラップやリストバンドは別売りとなっていました。これに対してNotePin Sはクリップ、ネックストラップ、リストバンドが付属します。これで価格差は1100円なので、これから購入するのであればNotePin Sが断然お得です。

サイズはNotePinと同じ、重さは0.8g増
NotePin Sの本体サイズは51×21×11mmで重さは17.4g(マグネットピンなし)。サイズ自体はNotePinと同じですが、重さが0.8g増えています。

バッテリー容量は270mAhから320mAhに増加しています。しかし稼働時間は据え置きとなっており、最長20時間の連続記録、40日間のスタンバイという仕様は変わっていません。

| 項目 | Plaud NotePin S | Plaud NotePin |
|---|---|---|
| 本体サイズ | 51×21×11mm | 51×21×11mm |
| 重量 | 17.4g(マグネットピンなし) | 16.6g(マグネットピンなし) |
| バッテリー容量 | 320mAh | 270mAh |
| 連続録音時間 | 最長20時間 | 最長20時間 |
| スタンバイ時間 | 40日間 | 40日間 |
| 接続方式 | Bluetooth V5.2 / Wi-Fi | BLE / Wi-Fi |
| マイク | MEMS×2 | MEMS×2 |
| ストレージ | 64GB | 64GB |
| 収音距離 | 3mまで | 3mまで |
| 操作方式 | 物理ボタン | タッチセンサー(長押し) |
| ハイライト記録 | 本体ボタンで操作可能 | アプリ経由のみ |
| 付属品 | クリップ、ネックストラップ、リストバンド、マグネットピン | クリップ、マグネットピンのみ(※) |
| 価格 | 2万8600円(税込) | 2万7500円(税込) |
物理ボタン搭載で操作感が劇的に向上
NotePin Sの大きな変更点は物理ボタンを搭載したこと。NotePinは表面の長押しで録音・停止を操作していましたが、操作できたかどうかが分かりにくいことが多々ありました。実際に、録音したつもりができていなかったり、停止したつもりが録音されたままだったりといった問題に何度か遭遇しています。
その点、NotePin Sには中央にクリック感のあるボタンが搭載されています。これにより操作感が大幅に向上しています。また、録音中にこのボタンを短押しすることで、Plaud Note Proから追加されたハイライト記録が可能になっています。

ハイライト記録は、録音中に重要だと思ったタイミングでボタンを押すことで、そこから30秒の内容をハイライトとして要約とは別に記録してくれる機能。アプリを使用すればNotePinでも使えましたが、NotePin Sは本体だけで使用できます。いちいちスマートフォンを操作しなくていいのは便利でしょう。


料金プラン:月300分まで無料で使える
Plaud NotePin SというかPLAUDシリーズは、無料で月に300分までは文字起こしが可能です。それ以上を利用するには有料プランを契約する必要があります。有料のProプランは、月額3000円(月払い)または月額1400円相当(年払い・一括請求)で毎月1200分まで文字起こしが可能。月額5000円(月払い)/月額3333.40円相当(年払い・一括請求)のUnlimitedプランでは文字起こしは無制限となります。

なお、サブスクリプションへの加入で変わるのは文字起こし時間だけで、その他の機能に関しては無料のStarterプランでも変わりません。また、通常は月300分の無料プランで収まっているものの、今月は少しオーバーするという場合には、120分400円から文字起こし時間を購入することも可能です。

とりあえず無料プランで始めて時間が足りなくなったら文字起こし時間だけを購入。1~2か月使ってみて使い方が固まってきたら、改めてサブスクリプションに加入するかどうかを考えるという方法がいいかもしれません。
まとめ:差額1100円なら迷わずNotePin Sがおすすめ
NotePin Sは、物理ボタンの搭載で「録音を開始できているか分からない」という操作上の不安を解消し、本体だけでハイライト記録まで行える完成度の高いウェアラブルAIボイスレコーダーに進化しました。さらに、これまで別売りだったネックストラップとリストバンドが標準で付属し、価格差はわずか1100円。これから新規に購入するのであれば迷わずNotePin Sがおすすめできる1台です。すでにNotePinを使用していて操作性に不満を感じている方も、買い替えを検討する価値のあるアップデートと言えるでしょう。
Plaud NotePin S以外のAIボイスレコーダーも気になる方は、以下のまとめ記事で各モデルの特徴を解説していますので、選び方の参考にしてみてください。

