
エレコムは2026年6月24日、電源タップを安全に使うためのポイントと注意点を公開しました。家庭やオフィスに1つはある電源タップですが、同社は「実は消耗品」だとして、定期的なチェックと買い替えを呼びかけています。
この内容、エレコムが定期的に呼びかけているもので、エレコムだけが訴えているわけではなく、日本配線システム工業会も公表しているもの。
電源タップ(延長コード)の交換目安は、使用環境にもよるものの一般的に3〜5年だとのことです。理由として同社が挙げているのは、本体プラスチックが紫外線や酸素、わずかな熱で年々もろくなる「樹脂の経年劣化」と、プラグの抜き差しを繰り返すことで内部の受け皿(導電金属)が広がり接触不良を起こしやすくなる「内部金属の疲労」の2点。内部の断線や金具の緩みは外観では判別できないため、問題なく使えているように見えても交換が必要な場合があるとしています。
買い替えのサインは6つ
同社は、次のいずれかに当てはまる場合は取り替えを検討してほしいとしています。
- 電源プラグやコードが熱くなる
- 電源プラグやコードに傷がある
- 通電しないことがある
- 差し込み口がゆるい
- 電源タップ内部に異物が入ってしまった
- 5年以上使用している
劣化のスピードは使い方や環境で差が出るとのことです。掃除機やドライヤーなど抜き差しの多い製品は差し込み口が消耗しやすく、ヒーターなど高い電流が流れる製品では熱による劣化が進みやすいといいます。また、キッチンなど油や水気の多い場所では、樹脂の劣化や金属のサビが起こりやすいとしています。
使い方・保管でやりがちな5つの注意点
使用・保管の面では、次の5つが注意点として挙げられています。
- 挿しっぱなしで動かさない:ほこりが堆積し、トラッキング現象が起こるリスクが高まる
- コードを引っ張って抜かない:プラグ本体を持たずに引っ張ると、根元で断線する
- ドアや家具に挟まない:被覆がつぶれ、中の電線同士が接触してショートすることがある
- 壁とのすき間に押し込まない:プラグが半抜け状態になりやすく、ほこりも溜まりやすい
- 束ねたまま使用しない:熱が放出されず、被覆が溶けることがある
トラッキング現象とは、差し込み口に溜まったほこりが結露などの湿気を吸うことで電気の通り道ができ、突然火花を放って発火する現象のことです。
用途で選べる2モデル
あわせて同社は、用途に応じて選べる製品として2モデルを紹介しています。
雷ガードタップ
パソコンやテレビなどの精密機器を雷から守る!
本製品には、最大サージ電圧12,500Vの高性能雷サージ吸収素子(バリスタ)を内蔵しており、雷によるパソコンやAV機器等の電子機器への被害防止に有効です。
ほこりシャッター付き電源タップ
未使用時にほこりの侵入を防止する「ほこり防止シャッター」付き!
未使用時の差込口へのほこりの侵入を防止。トラッキング現象による火災や、お子様のいたずらによる感電・火災の防止に役立ちます。
雷ガードタップはPCやテレビなどの精密機器を雷から守る用途、ほこりシャッター付きは普段使いで差込口の安全性を高めたい用途、という住み分けになりそうです。
まとめ
電源タップは安価で長く使える製品だけに、買い替えの発想を持ちにくいジャンルではないでしょうか。エレコムが示した「3〜5年」という目安や6つのサインは、自宅のタップを一度点検するきっかけとして使いやすそうです。特に挿しっぱなしのタップや、5年以上使っているものがある人は、この機会に状態を確かめてみてはいかがでしょうか。
ちなみに私は、電源タップ類はTESSENの製品が好きで、身の回りのタップは大体TESSENで固めています。

