ペット防災にポータブル電源を。BLUETTIがAORA mini新2機種

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BLUETTI JAPANは2026年11月5日、ポータブル電源「AORA mini」シリーズの新モデル「AORA 30 mini」と「AORA 200 mini」を発表しました。AORA 30 miniは同日から予約販売を開始し、11月9日から一般販売します。希望小売価格は3万8653円(税込)。AORA 200 miniは12月中旬の発売予定で、価格は改めて案内するとしています。

AORA miniシリーズは、従来のAORAシリーズより軽さと小ささを優先したラインです。2026年6月に発表した「AORA 100 mini」に今回の2機種が加わり、3モデル構成になりました。発表会では新製品の紹介に加えて、「ペット防災」をテーマにしたトークセッションも行われました。

AORA 30 mini:288Whで約3.3kg

AORA 30 miniは、容量288Whのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載したモデルです。本体サイズは約161×130×207.5mm、重量は約3.3kg。BLUETTIは、250〜300Whの容量帯で業界最軽量(自社調べ)としています。

従来AORAモデル(AORA 30 V2)と比較し、重量は約20%、体積は約32%小さくなったとのことです。

▲左がAORA 30 mini、右がAORA 30 V2

定格出力は300Wで、電力リフト機能を使えば最大600Wまでの家電を動かせます。本体には最大140W対応のUSB-C双方向ケーブルを内蔵しており、スマートフォンやノートPCへの給電に加えて、本体の充電にも使えます。

登壇したBLUETTIの川村氏によると、内蔵ケーブルと本体のUSB-Cポートの2本を同時に使えば、最大280Wで充電できます。停電時でも、車などUSB-Cで電力を取れる手段は意外と多い、というのが川村氏の説明です。

出力ポートは合計7口(AC、USB-C、USB-A、シガーソケットなど)。停電時に約10ミリ秒で給電を切り替えるUPSのような機能、専用アプリ、LEDライトも備えています。

発売記念キャンペーン

11月5日〜12月4日の期間中にAORA 30 miniを購入すると、専用ショルダーストラップがもらえます(12月から順次発送)。このストラップは単体だと1980円のオプションです。片手で持つほか、肩に掛けたり、ペットカートに掛けたりして持ち運べます。

各公式ストアではクーポンも用意されています。

AORA 200 mini:2010Whで約18.8kg

AORA 200 miniは、容量2010Whの大容量モデルです。本体サイズは約300×250×300mm、重量は約18.8kg。従来モデル「AORA 200」と比べて体積を約19%、重量を約22%減らしており、BLUETTIは2000〜2050Whの容量帯で業界最小(自社調べ)としています。

▲AORA 200(左)とAORA 200 mini(右)

定格出力は1500W、電力リフト機能では最大3000Wまで対応し、出力ポートは合計10口です。1200Wの電子レンジなら約1.25時間、1000Wの炊飯器なら約1.5時間使えるとしています。

車中泊向けには、12V/30AのAnderson端子(DC出力)を搭載しました。一般的なシガーソケット(12V/10A)より大きな電流を取り出せるため、車載冷蔵庫や換気ファンなど12V機器への給電に使えます。BLUETTIによれば、2000Whクラスでは初の搭載(自社調べ、2026年8月時点)です。

充電はAC入力が最大1500W、ソーラー入力が最大1000Wで、12V/24Vの車載充電や発電機にも対応します。

主な仕様

項目AORA 30 miniAORA 200 mini
容量288Wh2010Wh
バッテリーリン酸鉄リチウムイオンリン酸鉄リチウムイオン
定格出力300W1500W
電力リフト最大600W最大3000W
サイズ約161×130×207.5mm約300×250×300mm
重量約3.3kg約18.8kg
出力ポート合計7口合計10口
充電時間(AC入力、80%まで)約46分約76分
サイクル寿命6000回以上(初期容量の70%)6000回
価格3万8653円(税込)未定
発売日11月9日(11月5日予約開始)12月中旬予定

ペット防災:「一緒に避難できる」と「一緒に避難生活を送れる」は別

BLUETTIが新シリーズの使いどころとして挙げたのが、ペット防災です。

環境省の調査によると、能登半島地震後に調べた119か所の避難所のうち、ペットの同行避難が確認されたのは56か所でした。また、新たにペット連れの避難者が来た場合に、屋内でペットを飼育できるスペースが「ある」と答えた避難所は15%にとどまったとのこと。

環境省は、ペットを連れて安全な場所まで避難することを「同行避難」としていますが、これは避難所の中で飼い主とペットが一緒に暮らせることを意味しません。鳴き声への配慮やケージに慣れていないことなどから、避難所を出て自宅や車中泊に移るケースもあります。BLUETTIは、こうした在宅避難や車中泊に備えて、暑さ・寒さ対策や照明、通信機器のための電力も用意しておくことを提案しています。

トークセッションに登壇したのは、一般社団法人日本動物保護協会の副代表理事。同協会は、噛む犬や高齢の犬猫など「譲渡不適」とされがちな動物を優先的に保護し、譲渡活動やセラピードッグの育成を行っています。

お話によると、避難所内でペットと一緒に過ごせる「同伴避難」に対応するところは、ほぼないのが現状です。そのためペットを自宅に残したり、在宅避難や車中泊を選んだりするケースが多いと話していました。協会では、広い駐車場を持つ企業や行政施設に、災害時の動物の一時避難所としてスペースを使わせてもらう働きかけを進めていますが、駐車場には電源がないことが多いのが課題とのこと。爬虫類や小動物は季節によって温度管理が欠かせず、ポータブル電源があれば対応しやすくなると語りました。

このほか、小型犬の飼い主の間では、ペットカートに電飾を付ける「デコカート」がはやっているそうです。老犬向けの保温マット、暑さに弱い小型犬向けのファン、夜道で車から見えやすくするライトなど、ペットカートでも電源の使い道はあると挙げていました。会場でも、AORA 30 miniからLEDライトや扇風機、保温用のホットマットに給電し、ペットカートと組み合わせたデモが行われていました。

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