A: Jackery、小型ポータブル電源「300 New」発売——UPS機能で台風・ゲリラ豪雨の停電対策にも

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Jackery Japanは2026年6月4日、小型ポータブル電源「Jackery ポータブル電源 300 New」を発売しました。価格は3万9800円(税込)。家電量販店をはじめとするオフライン店舗を中心とした販路限定モデルで、全国のヨドバシカメラ・ビックカメラ店舗での販売となります。

本機は「Jackery ポータブル電源 300 Plus」の後継モデルです。容量288Wh・定格出力300Wというスペックは変わらないものの、UPS機能の強化、AC出力の増設、充放電サイクル数の向上と、実用面での変更が目立ちます。

Jackery ポータブル電源 300 Plusからの主なアップデート

300New300Plus
容量288Wh288Wh
重さ3.7kg3.75kg
サイズ231x153x167.7mm230x155x167mm
AC出力ポート2*300W/瞬間最大600W1*300W/瞬間最大600W
DC入力ポート1*USB-C 100W1*DC80201*USB-C 100W
AC充電時間1h(80%電量)2h(100%電量)
サイクル数4,000回3,000回
UPS/EPS機能UPS、10ms切替EPS、20ms切替
APP機能ないあり
販売価格39,800円(税込)39,800円(税込)

AC出力が2口に、充電速度も大幅改善

300 Plusが1口だったAC出力は2口に増えました。ルーターとノートPCを同時に使うといった場面での利便性が上がっています。

また、充電時間も変わっています。300 Plusが約2時間でフル充電だったのに対し、300 NewはUSB-C(100W)入力で約1時間で80%まで充電できます。使い切ってしまっても、短時間である程度回復させられるのはメリットの一つです。

USB-Cポートはデュアル構成で、合計最大100WのPD出力に対応。複数のデバイスを同時に急速充電できます。

▲製品外観。本体サイズは231×153×167.7mm、重量3.7kg

UPS機能が10ミリ秒に高速化——瞬停・停電時の機器保護に

300 Plusが搭載していたのは「EPS機能」(切替時間20ミリ秒)でした。300 NewではこれがUPS機能(切替時間10ミリ秒)に進化しています。

この違いが意味を持つのは、特に夏場です。台風やゲリラ豪雨の際、停電前後に発生する「瞬停」(瞬間的な電圧低下・電源断)はしばしばPCやNASのデータ破損、通信機器のリセットを引き起こします。UPS機能はこうした瞬停に対して商用電源からバッテリー給電へ自動で切り替わる仕組みですが、切替に時間がかかるとPCが落ちてしまうことがあります。

10ミリ秒という切替速度は、多くのパソコンやネットワーク機器が許容できる範囲とされており、実用的な水準です。自宅のデスクトップPCや小規模なネットワーク環境の一時的なバックアップ電源として使う用途が想定されます。

なお、UPS機能はあくまでも瞬停や短時間の停電に対応するものです。288Whという容量を考えると、長時間の停電時に一般的な家電を動かし続けるのは現実的ではありません。用途に応じた期待値で使うのが適切です。

充放電サイクルが4,000回に——長期保管にも対応

電池はリン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)を採用しています。充放電サイクル数は300 Plusの3,000回から4,000回に増加しており、毎日使い続けても約10年使用できる計算になります。また、長期保管時の自然放電を抑える技術も搭載しているとのことで、「いざというとき取り出したら電池が空だった」という事態を避けやすくなっています。

防災グッズとして備えておく場合、使わない期間が長くなりがちですが、この点は実用上プラスに働く要素です。

アプリ対応はなし

一方、300 Plusにあったアプリ連携機能は本機には搭載されていません。スマートフォンから残量確認や設定変更はできないことになります。日常的にアプリで管理したい場合は注意が必要です。

販売情報

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