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Google、スタンドアロン型VRヘッドセットを発表。HTCとLenovoが今年後半に発売、外部にセンサ不要でトラッキングも可能

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日本時間の5月18日未明から開催されているGoogleの開発者会議 Google I/O 2017で、Qualcommと共同で取り組んでいるスタンドアロン型のVRヘッドセットが発表されました。

これまでのCardboardやDaydream Viewとは違い、スマートフォンは不要。さらにPCと接続する必要もなく単独で(スタンドアロン)で機能するVRヘッドセットです。プロセッサとしてはSnapdragon 835を搭載。つまり、内部に専用のスマートフォンを搭載しているようなイメージです。

ハード仕様について詳細は明かされていませんが、トラッキングについてはインサイド・アウト方式を採用し、6自由度を獲得しています。これまでのトラッキングは、大抵の場合、外部にカメラやセンサを設置し、ヘッドセットの位置を認識することでトラッキングを行っていました(アウトサイド・イン)。これに対して、インサイド・アウト方式は外部にセンサ類を配置する必要がありません。ヘッドセットに搭載されたセンサが外部を認識し、その位置関係から自身の動きをトラッキングします。

Googleはこの技術をWorldSenseと読んでいます。Tangoで培った空間認識技術を利用しているようですね。

このスタンドアロン型ヘッドセットですが、GoogleとQualcommがリファレンスデザインを手がけますが、実際の製品化は他のメーカーが行います。発表されたのはHTCとLenovoの2社。

▲HTC

▲Lenovo

どちらの絵にもDaydream用と同じものっぽいコントローラが表示されており、これに対応するのでしょう。

このスタンドアロン型VRヘッドセットは今年後半にリリースされるとのことです。スタンドアロン型の問題点として、プロセッサなどがチープ化した場合に本体ごと買い替える必要があります。なので価格が気になるところです。

(source Google I/O Keynote)

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