9月7日に発表されると噂の次期iPhone、iPhone 7には日本国内でおサイフケータイとして利用可能なFelicaが搭載されている可能性があるようです。
Felicaが国際標準に？
iPhone 6sにはすでにNFCが搭載されていますが、これはApple Payのみで利用可能であり、かつ日本国内でSuicaなどで使われているFelicaとは方式が異なります。
しかし、Felicaはすでに「NFC-F」としてNFCフォーラムでも規格化されており、日本国外でも採用することは可能な状態です。
加えて、iPhoneの売り上げがマイナスに転じている中で、日本だけは増加傾向が続いているという状況もあります。
Appleの直近四半期の決算報告では日本での売り上げはApple全体の8%、経常利益では11%を占めており、Appleとしても日本市場向けにFelicaを搭載するメリットは十分にあると言えそうです。
もしiPhoneにFelicaが採用されると、nanoSIMやVoLTEのときと同様に他メーカーも追従して採用、一気に標準仕様になる可能性もあります。
もっとも、Felicaの場合は決済端末も揃える必要があるので、そうそう国外では普及しないかもしれませんが、期待は持てそうです。
JRもモバイルSuicaの普及に積極的
次期iPhoneにFelicaが搭載されたとしても、関係メーカー（Suica等）との調整があるため、すぐに利用できるようになるとは限らないようです。
しかし、少なくとも2017年には採用されそうだということです。
以前は、MVNOが販売するSIMフリー端末ではFelicaを搭載していてもモバイルSuicaは使えないという状況でしたが、昨年末あたりからJR側でもSIMフリー端末への対応を積極的に行っており、最近ではMVNO端末でもモバイルSuica対応機種が増えています。
国内でのシェアがかわるかも
日本国内でもApple Payが開始されるんじゃないかという話がありましたが、それを飛び越えてFelicaを搭載するという話になっているのがちょっとびっくりです。
iPhoneでもSuicaが利用できるようになると、これまでモバイルSuicaのためにAndroidを使っていた層もiPhoneに流れる可能性があるので、国内でのシェアが大きく変わってくる可能制もありますね。
とりあえず9月の発表が楽しみになってきました。
