心拍数や運動時間、消費カロリーに体重など、いまでは様々な健康データをスマートフォンのアプリで管理できるようになりましたが、実際にどれくらいの人がスマートフォンで健康記録を管理しているのかという調査結果をMMD研究所が公開しています。
15歳~79歳の男女6521人を対象にした調査によると、スマートフォンで健康記録を付けている、付けたことがあるという人の割合はそれぞれ29.7%と9.2%。これらのうち、アプリのみで記録している人は70.1%で、ウェアラブルデバイスのみ(14.2%)、併用(13.2%)という人を大きく上回りました。
また、記録したことがあるデータとしては、運動時間や身長体重、起床就寝時間が並びます。身長体重はGoogle Fitやヘルスケアなど、健康管理アプリで基本情報として入力する項目だからでしょう。他の2つはスマートウォッチやフィットネストラッカーでの計測項目と考えられます。
その次に多いのが血圧。血圧については、これまでアプリなどで健康データを記録したことがない人が、記録したい項目としてもトップになっています。
血圧は、健康な人がたまに確認する程度なら大して手間ではありませんが、高血圧などでちゃんと記録しようとすると、毎日(できたら朝晩2回)測り、それを記録し続ける必要があります。手間はかかるものの、医者に行くと必ず提示を求められるものでもあるので、心電図やSpO2などよりも、利用頻度が高い健康データと言えるでしょう。
そのほか、調査結果には、ウェアラブルデバイスの利用で感じるメリット・デメリットなどにも触れられています。
Source: MMD研究所