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OPPO、国内初のタブレット「OPPO Pad Air」発表。動画や電子書籍にいいサイズ感

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オウガ・ジャパンは9月26日、OPPOブランドから国内初となるタブレット端末「OPPO Pad Air」を発表しました。9月30日からECサイトや家電量販店等で順次発売されます。希望小売価格は3万7800円。

ディスプレイは10.3インチ(2000 x 1200ピクセル)のIPS液晶で、SoCにはSnapdragon 680を搭載。RAM4GB、ストレージ64GBのエントリー~ミドルクラス端末です。

片手で持ちやすいサイズ感

サイズは約245.1(縦) x 154.8(横) x 6.9(高さ)mmで、iPad mini 6よりも一回り大きめ。重さは実測で437.1g。片手でも問題なく操作できる重量とサイズ感です。

▲片手でもホールドできるサイズ感。指紋センサーは非搭載でフロントカメラ(上図では右側にあります)による顔認証は利用可能

アルミニウムボディの背面は、OPPO独自の「OPPO Glow」を採用し、指紋が目立ちづらくなっています。また、上部のみ砂丘をイメージしたという波打つテクスチャーになっており、この部分を握った際に指にフィットするようになっています。ただ、縦画面で持つ場合、左手で操作するには上下逆さまにしないといけませんが。背面カメラは、800万画素のシングル仕様です。

▲背面カメラは800万画素のシングル。写真撮影というより、QRコードの読み取り用でしょうか

ストレージは64GBしかありませんが、外部メディアとして512GBまでのmicroSDに対応。いかにもSIMが挿せそうなトレイですが、残念ながらモバイル通信には非対応です。

OSは、Android 12ベースのColor OS 12を搭載。素のAndroidとはメニュー構成などが異なりますが、それほど困ることはなさそうです。

画面分割もスワイプで簡単に

便利な機能として、アプリを表示した状態で2本指で下にスワイプすると画面分割を行えます。

▲「設定 > 特殊機能」から設定できる画面分割。デフォルトでONになっています

もちろんアプリが対応している必要がありますが、最近のアプリなら大抵は利用できるはずです。

また、4本指でピンチ操作をするとフローティングウィンドウにして画面内の好きな位置に配置も可能になります。フローティングウィンドウとして表示できるのは1つだけですが、画面分割も併用できるので、最大3つのアプリを同時に表示できます。

▲フローティングウィンドウ表示。画面分割 + フローティングで最大3アプリを同時使用可能

このほか、OPPOのワイヤレスイヤホンでしか利用できませんが、イヤホンをペアリングモードで近づけるだけで認識・接続が行えるクイックペアリングに対応します。ようするに、OPPO専用のFast Pairです。

▲OPPOのワイヤレスイヤホン「OPPO Enco」のケースを開くとペアリング画面が表示されました

Snapdragon 680搭載

搭載するSnapdragon 680は、最大2.4GHz、6nmプロセスのオクタコアCPU。Xiaomi Redmi Note11などにも搭載されているエントリー~ローミドルなSoCです。なお、RAMは4GBですが、利用していないストレージの一部をRAMとして割り当てる機能があり、デフォルトでは1GBがRAMとして利用されています。最大で3GBまで指定可能です。

▲ストレージの一部をRAMとして利用可能

とはいえ、これによってどれだけの違いが出るのかは微妙なところ。試しにAnTuTuを実行してみましたが、結果はほとんど変わりませんでした。ベンチマークではなく、アプリを複数起動した場合などには多少影響があるかもしれません。

▲上が4GB+1GB、下が4GB+3GBでの結果。「MEM」が若干アップしているものの、大きな差ではありません

このほか、3DMark(Wild Life)の結果は447。

実際に「Tower of Fantasy」をプレイしてみましたが、画質「ノーマル」でFPSを25にすれば、所々で多少カクツクものの普通に遊べるレベルでした。

動画や電子書籍などのコンテンツ消費向け

イメージ的には、アプリであれこれというよりも、電子書籍が動画視聴などのコンテンツ消費用という感じでしょうか。ちなみにDolby Atmos対応のクラッドスピーカーを搭載しており、この価格帯のタブレットとしてはしっかりした音が出ます。

7100mAhの大容量バッテリーを搭載しており、連続で12時間の動画再生が可能とのこと。ためしにYouTubeを連続再生してみたところ、13時間41分ほど再生できました。夜間、画面輝度を自動にして再生していたので、日中や屋外ではもう少し短くなると思いますが、バッテリー持ちが問題になることはないでしょう。

なお、中国では専用のスタイラスやBluetoothキーボードカバーなども発売されていますが、日本ではリリース予定がないとのこと。この点を考えても、少なくとも日本国内ではクリエイティブ用途というより、コンテンツ消費向けを想定しているのかもしれません。

ガジェットなど好きなことをブログやWEBメディアなどに書いて生きています。ライター仕事は常に募集中

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