
FeliCaではなくVISAのNFCで決済できるスマートリング「EVERING(エブリング)」。その公式アクセサリーとして、「EVERING Ring Case(リングケース)」が発売されました。価格は1980円(税込)。カラーはレッド・ネイビー・パープルの3色展開です。

EVERING用収納ケース
EVERINGは指に装着して使うVISAプリペイド型の決済リングで、NFC対応の決済端末にかざすことでタッチ決済ができます。スマートフォンも財布も出さずに支払いが済む、という点が売りです。
このリングケースは、その名のとおりEVERINGリングを収納・携帯するためのアクセサリーです。内部にはリールが組み込まれており、ケースにリングを収納したままリールを引き出してそのままタッチ決済ができる設計になっています。また、カラビナが付属しているので、バッグのファスナーやベルトループに取り付けて持ち運べます。
素材はリング収納部分が合成皮革。大きいUS13サイズのリングにも対応しているとのことです。

公式の説明によると、「外したあと、どこに置いたかわからなくなる」という悩みへの対策として提案されています。
たしかに、EVERINGは薄いセラミックのリングなので、外してそのままテーブルや洗面台に置くと行方不明になりやすいです。そういった場面で、外したリングをこのケースにしまってバッグに付けておく、という使い方は一定の合理性があります。
「カードやスマホで良くないか」という気も
ただ、正直なところ少し気になる点があります。
EVERINGを使う理由のひとつは「指に着けているから常に手元にある」というところにあると思います。わざわざ財布を出さなくていい、スマートフォンを取り出さなくていい、という身軽さが魅力です。
ところがこのケースを使う場面というのは、リングを外している状態です。リールを引いてかざす操作が必要になり、「収納した状態のまま決済できる」とはいっても、ベルトループやカバンにぶら下げたケースを取り出してリールを引く、という手順はカードをバッグから出してかざす、ポケットからスマホを取り出してかざすのとそれほど変わりません。

むしろ、普通にクレジットカードやデビットカードを財布に入れて持ち歩いていれば、このケース代(1980円)は不要で、紛失の心配もほぼないわけです。
とはいえ、用途はある
もっとも、この製品が必要になる人がいないわけではありません。
たとえば「職場や飲食店の仕事中はリングを外さないといけないが、そのまま持ち帰って家でまた使いたい」という場合、ケースに入れてカラビナでエプロンや制服に付けておくのはそれなりに便利そうです。また、EVERING本体をすでに愛用していて、外すシーンでもブランドを統一したいという人には選択肢になるでしょう。
カードとの比較が有効なのは「EVERINGを使わない場面の代替手段」の話であって、「EVERINGユーザーがリングを外す場面をどう乗り切るか」という問いに対してはそれなりに答えている製品です。その前提でどう使うか、というところだと思います。
まとめ
EVERINGを使っていて、かつ外す機会が多い人向けの、1980円のアクセサリーです。「外したリングをなくす」という具体的な悩みを持っている人には有力な選択肢のひとつだと思います。
ただ、EVERINGをまだ持っていない人が「これを買おうか」という判断をするときは、「そもそもリングである必要があるか」「カードやスマートフォンのタッチ決済で十分ではないか」という点を整理してからのほうが、後悔は少ないかもしれません。
なお、EVERINGに限らず、普段スマートリングを着用している人が、一時的に取り外さなければいけない場合の収納ケースとしても活用できるかもしれません。
