
ファーウェイ・ジャパンは7月30日、イヤーカフ型イヤホン「HUAWEI FreeClip 2 S」の先行販売をMakuakeで開始しました。市場想定価格は3万2780円(税込)。カラーはディープシーブルーとパールシルバーの2色展開です。プロジェクト期間は7月30日11時から9月29日22時までで、開始から24時間限定で27%オフになる早割が用意されています。
ファーウェイはFreeClip 2 Sを「ファーウェイ初となるイヤーカフ型フラッグシップ」「シリーズ最高峰モデル」と位置づけています。ただ、公表されている仕様を2月に一般発売された「HUAWEI FreeClip 2」と並べてみると、差分は充電ケースとカラーに絞られます。

価格差は5500円
FreeClip 2の市場想定価格は2万7280円(税込)なので、FreeClip 2 Sとの差額は5500円です。以前の記事で書いたとおり、イヤホン本体の仕様はFreeClip 2と共通で、差分は充電ケースの形状とカラーに絞られます。つまりこの5500円は、100以上の工程を経たという鏡面仕上げのドーム型ケースと、専用2色に対する上乗せ分ということになります。
早割は開始から24時間限定で27%オフ。3万2780円から27%を引くと単純計算で約2万3900円なので、この水準ならFreeClip 2の市場想定価格を下回ります。
なお、7月の先行ページでは「28%オフ」が予告されていましたが、今日のプレスリリースの表記は「開始から24時間限定で27%オフ」となっています。早割は段階的に設定されているようなので、正確な金額と残り枠はMakuakeのプロジェクトページで確認してみてください。
日本版の公称値が確定
7月の時点では中国版(FreeClip 2 典藏版)の数値を参考値として載せていましたが、日本版の公称値が出ました。
| 項目 | FreeClip 2 S | FreeClip 2 |
|---|---|---|
| 充電ケース形状 | ドーム型・鏡面仕上げ | スクエア型 |
| 充電ケースサイズ(H×W×D) | 約37.4×48.6×48.9mm | 約25.0×49.6×50.0mm |
| カラー | ディープシーブルー/パールシルバー | パープル/ブルー/ローズゴールド/ホワイト/ブラック |
| 市場想定価格(税込) | 3万2780円 | 2万7280円 |
| イヤホン単体重量 | 約5.1g | 約5.1g |
| イヤホンサイズ(H×W×D) | 約25.4×26.7×18.8mm | 約25.4×26.7×18.8mm |
| ドライバー | 10.8mmデュアル振動板 | 10.8mmデュアル振動板 |
| コーデック | SBC/AAC/L2HC | SBC/AAC/L2HC |
| 連続再生 | 単体約9時間/ケース込み約38時間 | 単体約9時間/ケース込み約38時間 |
| 通信規格 | Bluetooth 6.0 | Bluetooth 6.0 |
| 防塵防水 | 本体IP57/ケースIP54 | 本体IP57/ケースIP54 |
ケースは丸みを帯びた形状にしたことで、ケース内のイヤホン格納スペースは20%拡大したとのこと。ただ、それにあわせて厚みも増しているので、ポケットへの収まり具合が気になるところです。

「フラッグシップ」の指す範囲
プレスリリースでは、FreeClip 2 Sを「ファーウェイ初となるイヤーカフ型フラッグシップ」「シリーズ最高峰モデル」と位置づけています。ただ、上の表のとおりイヤホン部分の公表仕様はFreeClip 2と一致しているので、この表現はケースの作り込みと専用色を指していると読むのが実態に近いのではないでしょうか。
「独自技術のデュアル振動板ドライバーで音質が大きく進化」という見出しも、本文を読むと「『HUAWEI FreeClip』と比べて低音がより強化され」とあり、比較対象は初代FreeClipです。AI処理用のNPU搭載も、2月のFreeClip 2の発表時に「ファーウェイ史上初めてイヤホンに搭載した」と説明されていた要素になります。
360°空間オーディオ、落下検知、左右の自動識別、最大2台のマルチポイント、約10分の充電で最大3時間再生できる急速充電、逆音波システムによる音漏れ抑制あたりも、FreeClip 2が備えている機能です。自動音量調整(適応音量)はアプリの「試験的な機能」からオンにする必要があり、デフォルトでは無効という点も共通しています。
まとめ:5500円をケースと色に払えるか
以前に書いた「機能で選ぶならFreeClip 2、デザインで選ぶなら2 S」という見方は、価格が出たあとも変わりません。判断材料が「差額5500円」という具体的な数字になっただけです。
イヤーカフ型としての完成度は、FreeClip 2のレビューで確認できています。10時間つけても痛くならない装着感と、スワイプでの音量調整あたりはそのまま引き継がれるはずなので、鏡面仕上げのケースと専用2色に5500円を払う価値を感じるかどうかが分かれ目になりそうです。

プロジェクト期間は9月29日22時まであります。早割は段階的なので早いほど安くなりますが、FreeClip 2の実売価格と見比べてから決めても遅くはないでしょう。
