LenoboがCES 2018で発表したスタンドアロン型のDaydreamヘッドセット Mirage Soloが、米B&HでPreOrderとなっています。価格は399.99ドル(約4万2000円)で、5月11日に出荷予定。
Mirage Soloは、Googleのスマートフォン向けVRプラットフォームDaydreamを、スマートフォンを組み込まずに利用できるスタンドアロン型VRヘッドセット。スマートフォンは組み込みませんが、あらかじめそれに代わるSnapragon 835にRAM 4GBのハードが内蔵されています。ディスプレイは2560×1440で視野角は110度。4000mAhのバッテリも備えており、約7時間の連続使用が可能です。
大きな特徴として、WorldSenseというインサイドアウト方式のポジショントラッキングにより、外部にカメラやセンサを配置することなくルームスケールVRが利用可能な点が挙げられます。
ケーブルがまったくなく、VR空間を自由に動き回れる体験はかなり快適そうに思える一方で、コントローラー自体はDaydream Viewに付属のものと同じ簡易的なものにとどまります。あくまでもDaydreamなので、HTC ViveやOculusと比べてはだめなのでしょうが、どうしても見劣りしてしまいます。
正直なところ、Daydreamに(Mirage Soloに)4万円出すなら、もう少し頑張って安くなったOculus Riftを買ったほうがいいような気もします。ただその場合には対応したPCが必要になりますが。
最近Daydream関連の話題が少なく盛り上がりにも掛けていますが、先日正式公開されたARCoreなどと合わせて何かしら面白い展開があると、もう少し期待できるのですが。この辺りが5月のGoogle I/Oに期待でしょうか。