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クリエイター向けの左手ツール「TourBox」レビュー。画像系の人には便利そう

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現在、Makuakeで先行予約販売中のソフトコントローラー「TourBox」をレビュー用に提供頂きました。実際に2週間ほど利用してみたので、そのレビューをお届けします。

TourBoxとは?

まずTourrBoxが何物かというと、もともとは2018年10月にKickstarterでプロジェクトを実施していた製品です。PhotoshopやLightroom、Premiereなどの画像・動画編集をする際に、その操作をサポートするというもの。ようするにキーボードのショートカットなどを各種ボタンに割り当てて、左手で操作する入力デバイスです。

利用できるボタンは、トップ、サイド、スクロール、ダイアル、ノブ、C1、C2、トール、ショート、上、下、左、右の13個。操作には直接割り当てられませんが、プリセットを切り開けたり、ガイドを表示するに使うツアーボタンも備えます。

また、複数のボタンの組み合わせ(たとえば、トールを押しながらノブを回すなど)も可能なので、全部で42種類の操作を割り当てられます。

▲ノブ、ダイヤル系操作
▲ボタン系操作
▲十字キー操作

デフォルトではPhotoshopとLightroom用に、それぞれプリセットが登録されています。PhotoShopの場合だと、ノブの回転でブラシサイズの変更、スクロールでズーム(Alt+マウスホイールの動作)、上ボタンで消すゴムツール、右ボタンでブラシツールの選択といった感じです。

▲PhotoShopでのノブ操作の割り当て

Lightroomではノブで選択されているスライダーの増減、スクロールでスライダーの高速増減、ダイヤルで低速増減などが割り当てられています。

このプリセットは、もちろん自分の好みに合わせて変更が可能。だけではなく、他のアプリ向けに自由にプリセットを作成することもできます。

各キーにマウス操作やキーボード操作を割り当てられ、キーボードととマウスホイル―などのコンビネーションも登録できます。マウスとキーボードを利用するゲームであれば、各種操作を割り当ててのプレイも可能です。

▲機能の割り当て画面。キーボードの配置変更ツールのようなイメージです

なお、利用しているアプリによってプリセットが自動で切替わるような機能はないので、それぞれのプリセットはコンソール、あるいはツアーボタンを利用して手動で切り替えを行います。

▲ツアーボタンの機能も変更可能

ちなみにプリセットはインポート、エクスポートが可能です。他の人がカスタマイズしたプリセットを公開していれば、それを取り込むこともできます。

接続はType-C

PCとの接続はUSBで行います。ケーブルはType-A to Type-Cが付属しており、TourBox側がType-Cです。

本体にUSB-Aポートがありますが、本体の機能には無関係。USBハブとして利用できます。

▲USB-AはUSBハブとして利用可能

実際の使用感

私は主にプリセットのLightroomで利用していたのですが、スライダーの微調整を行うのはマウス操作だと面倒だったりしますが、それが簡単にできるのはありがたかったです。

▲Lightroomのスライダー移動量は、ノブで0.1、スクロールで0.33、ダイヤルで0.2ずつ

また、Chromeブラウザ用として、トップボタンに「Ctrl+Shift+I(DevToolの起動)」、ノブに「Shift+左右(テキスト選択の増減)」、C1に「Ctrl+T(新規タブ)」、C2に「Ctrl+Shift+T(閉じたタブを開く)」、トールに「Ctrl+C(コピー)」、ショートに「Ctrl+V(ペースト)」を割り当てています。コピー、ペーストは正直おまけですが、C2のショートカットは地味に便利でした。

▲すべての画面において、どのボタンが何かという表示が出ているのがとても親切

とはいえ、やはり画像・動画系クリエイター向けのツールでしょう。Premiereなどで1フレームごとにタイムラインを移動したりするのには良さそうです。

ゲームでも使えるとは書きましたが、実際にゲームで使うなら専用デバイスを購入したほうが効率的なのは間違いありません。逆に、これまでクリエイターツールとして、ゲーミングデバイスを流用していたような場合には、便利なツールだと思います。

Makuakeでのプロジェクトは、2月14日まで実施されています。現在の最低出資額は1万5080円。一般販売時の定価は1万9600円とのこと。PhotoshopやLightroomをよく利用するという人は検討してみはいかがでしょうか。

(source Makuake)

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