SwitchBotが7月6日から順次発売している新製品、「SwitchBot シーリングライト」をレビュー用に提供いただきました。スマートホームといば、最初に思いつくのが照明という人も多いのではないかと思います。SwitchBotでもこれまで電球タイプのスマートライトはありますが、リビングなどの照明としては使いづらいものがありました。しかし新しいシーリングライトは、一般家庭のリビング等でも問題なく使うことができます。
見た目は普通のシーリングライト
まずは同梱物のチェックから。といってもごく普通のシーリングライトと変わりはありません。本体にカバー、天井ソケットに取り付けるアダプター、そしてリモコン。
取付方法もごく普通。スマートホーム製品だと言われなければ、気付かないほどに普通のシーリングライトです。設置作業自体は10分もかからずに終わります(もともと付いていたシーリングライトを外すのが、一番時間がかかりました)。
最後にカバーを取り付ければ、設置は完了です。
スマートホーム製品とはいえ、操作自体も通常のシーリングライトと変わりません。赤外線リモコンが付属しますが、もちろん壁スイッチでON/OFFも可能です。
リモコンでは調光・調色のほか、「読書」「くつろぎ」「食事」の3つのシーン設定、「30分」「60分」のタイマー設定、メモリ設定が可能。なお、調光・調色はそれぞれ10段階となっています。
アプリ操作で本領発揮
ここまでであれば、ただのシーリングライトですが、「SwitchBot シーリングライト」は、もちろんSwitchBotアプリから操作が可能です。
SwitchBot製品の中には、ネットワーク対応のためにSwitchBotハブミニが必要なものもありますが、SwitchBot シーリングライトはWiFi対応しているのでハブは不要です。
リモコンからでは10段階の調光・調色は、アプリからは無段階で調整可能。また、明るさや色温度をプリセットしておき、簡単に切り替えられるシーン設定も複数登録可能です。ただし、アプリ上でのシーン設定はリモコンにある「読書」「くつろぎ」「食事」のボタンとは無関係。リモコン側がプリセット固定で、アプリ上で同名のシーンを変更しても反映はされません。ここは残念。
このほか、設定した時間帯に応じて明るさなどを切り替えられるオートメーションにも対応しています。
実際のところ、シーリングライトの設定はそこまで頻繁に弄るものではないので、アプリを弄るのは最初のうちだけではとも思えます。日常的には、リモコンなり、Googleアシスタントなどの音声操作を行った方が手っ取り早いです。音声操作では、ON・OFFだけではなく、「明るくして」「暗くして」と言った操作も可能です。
ハブ機能を内蔵
そんなSwitchBot シーリングライト、もう一つの特徴として、SwitchBotハブミニと同じく他の機器とBluetooth接続してネットワーク対応にするハブ機能を備えています。つまり、SwitchBotシーリングライトがあれば、SwitchBotスイッチや温湿度計などをネットワークに接続可能。SwitchBotハブミニを購入する必要はありません。
このほか、SwitchBotハブにも搭載されている、エアコンやテレビなど他の赤外線対応機器を操作できるスマートリモコン機能も搭載しています。天井に設置する機器だけに、赤外線の見通しもよく機能との相性も良さそうです。
登録する機器は、プリセットから選択できるほか、赤外線リモコンを学習させて使うことも可能。この辺りは、SwitchBotハブと同じです。
ただし!壁スイッチでSwitchBotシーリングライトをオフにしてしまうと、ハブ機能もオフになり利用できなくなります。電源が切れている状態なので当然と言えば当然ですが、自分はともかく家族が壁スイッチで操作してしまうこともありそうなので、気を付けたいところです。
なお、スマートリモコン機能は、一番安い「6畳 3500lm」「8畳 4000lm」には搭載されていません。
これからスマートホームを始める人にもおすすめ
SwitchBotシーリングライトは単独で利用できるほか、ハブ機能を備えているのでスマートホーム製品(SwitchBot製品)の1つ目として導入するのもおすすめです。その後にSwitchBotスイッチやLED電球、開閉センサーなどを導入する際にハブを購入する必要はありません。