XREAL Japanは12月1日、XR Kaigiの企業キーノートにて、新製品「XREAL 1S」および「XREAL Neo」を発表しました。どちらも予約を開始しており、発売は2026年1月下旬の予定です。
XREAL 1S
XREAL 1Sは、XRグラス「XREAL ONE」シリーズの最新モデル。独自チップ「X1」を搭載しており、位置付け的にはXREAL ONEのアップグレードモデルとなりますが、部分的にはXREAL ONE Proを上回るスペックになっています。
とりあえず、主なスペックを比較すると下記のような感じです。
| 仕様項目 | XREAL 1S | XREAL One Pro | XREAL One |
|---|---|---|---|
| 価格 | 6万7980円 | 8万4980円 | 6万9980円 |
| チップ | XREAL X1 チップ | XREAL X1 チップ | XREAL X1 チップ |
| 空間機能 (DoF) | ネイティブ3DoF / 6DoF (XREAL Eyeが必要) | ネイティブ3DoF / 6DoF (XREAL Eyeが必要) | ネイティブ3DoF / 6DoF (XREAL Eyeが必要) |
| 光学設計 | Birdbath | X Prism | Birdbath |
| FOV (視野角) | 52° | 57° | 50° |
| ディスプレイ | Sony 0.68型 OLEDマイクロディスプレイ | ソニー製 次世代0.55インチ マイクロOLED | ソニー製 0.68インチ マイクロOLED |
| 解像度 | 片目 1920×1200ピクセル (1200P) | 片目 1920×1080ピクセル (1080P) | 片目 1920×1080ピクセル (1080P) |
| 最大輝度 | 700 ニト | 700 ニト | 600 ニト |
| 最大リフレッシュレート | 120 Hz (全モード90Hz、2Dから3D 30Hz) | 120 Hz | 120 Hz |
| IPD調整 | ソフト調整 | オプションでIPD調整に対応 (M/Lの2サイズ) | ソフトウェア式IPD調整 |
| 本体重量 | 82g (ノーズパッド除く) | 87g(ノーズパッド除く) | 82g(ノーズパッド除く) |
光学系がアップデートされ、ONE Proと同じく最大輝度が700ニトに。それに加えて、解像度がONE Proを上回る1200Pとなりました。
ただ、外観上は大きな違いはなく、筐体がブルーになった程度です。
機能的には、1つ大きな変化があり、ARグラス単体での3D変換機能に対応しました。これは、写真や動画、もっと言えば接続しているスマートフォンやPCの表示自体を3D化するというもの。見え方としては往年のNINTENDO 3DSの3D表示のような雰囲気です。
意外と不自然さは感じずに、3D表示を楽しめます。なお、この機能はいまのところXREAL 1Sのみですが、アップデートでONE Proは対応する可能性があるとのこと。残念ながらONEは対応できないようです。すべて同じX1チップを搭載するものの、チップ周辺の実装の違いがあるようです。
ポチップ
XREAL Neo
もう一つの新製品、XREAL Neoは、XREAL Beamの後継のような製品。10,000mAh / 38.7Whのバッテリーを搭載しており、モバイルバッテリーとしてスマートフォンに給電可能。加えて、XREALを接続することができるというもの。価格は1万4580円。
背面にスタンドがあるので、立てかけておくこともできます。なお、MagSafeでスマートフォンの背面に貼り付けることができますが、ワイヤレス充電には非対応です。
ちなみに、この手の製品ではいつものことですが、Galaxy Z Fold 7で貼り付けることができませんでした。それ以外の機能は当然ながら問題なく利用できます。
面白い機能として、Nintendo Switch 2の「TVモード」に対応しているとのこと。XREAL Neoを接続することで、ドック不要でSwitch 2の映像をXREALに出力できるとのことです。
