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Amazonの「スマートフォン売れ筋ランキング」で知る、格安スマホの需要

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Amazonには売れ筋のランキングを表示する「Amazonランキング」という機能があるのですが、スマートフォン本体のランキングを見てみたら、ちょっと意外な結果だったので紹介したいと思います。

Amazon スマートフォンの売れ筋ランキング

Amazonの売れ筋ランキングは1時間毎に更新されるので、見るタイミングによって結果が違うことがあるのですが、7月6日16時時点では下記のようになっていました。

順位 機種 Android RAM ROM 価格
1 Acer Liquid Z200 4.4 512MB 4GB 6,103円
2 FREETEL Priori3 LTE 5.1 1GB 8GB 12,150円
3 海外版 Xperia Z5 Compact E5823 6.0.1 2GB 32GB 49,000円
4 ASUS Zenfone Go 5.1.1 2GB 16GB 20,910円
5 geanee CP-D403 4.2 512MB 4GB 4,980円

このランキング昨晩から眺めているのですが、3位~5位は若干の変動があるものの1位、2位は変わっていませんでした。

格安スマホが売れている

今時RAM512MB、Android 4.4という端末が現役で販売されていることも驚きですが、それが売れているというのはもっと驚きです。

価格が安いという理由はあるのでしょうが、それでも6,000円しますし、もう少し出せばRAM1GB、中古などを探せば2GBの端末にも手が届くのではないかと思うのですが。

こういうのを見ていると、「そりゃぁ、Androidのフラグメンテーションは解消されないよな」というのがよくわかりますね。

次機種への繋ぎや音楽プレーヤとして購入されている

Amazonで購入されているランキングなので、購入する側もある程度分かったうえで能動的に購入しているはずです。
量販店などで勧められるがままに購入してしまったというのがないので、比べると面白いかもしれませんね。

レビューを見てみてると、購入・使用目的は以下のようなものが多いようです。

  • メイン端末が壊れたので、次機種を買うまでの繋ぎ
  • 通話専用
  • テザリング用のWiFiルータとして

Xperia Z5 Compactはもちろんですが、Priori3やZenfone GOになるとメイン機としての利用も多くなっています。

面白いところでは、Acer Liquid Z200で音楽プレーヤとして利用するために購入したというのがありました。
調べてみると、Acer Liquid Z200はDTS Studio Sound搭載でスピーカからでも割といい音を出し、ヘッドホンを使えば音楽プレーヤとして十分に利用可能な音が聴けるようです。

低価格な低スペック端末でもウリになる機能があれば十分戦えるということなんでしょうね(低価格だからこそ?)。

Android Oneは意外と需要があるのかも

先日、Y!mobileから国内初となるシャープ製Android One端末「507SH」が発表されましたが、正直キャリア端末としては微妙な印象でした。

ただ、今回のランキングを見ていると低価格・低スペック端末というのも一定の需要がありそうです。
今後、もっと低スペックなAnroid Oneが国内でリリースされるとフラグメンテーションの解消やセキュリティ対策という点でもいいのかもしれません。

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