ASUS、世界初の16型デュアル有機EL搭載「ROG Zephyrus Duo」発売 ─ 149万8800円

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2026 New ROG Zephyrus Series Debut!! 2画面搭載のROG Zephyrus Duoと、スリムなG14/G16の製品ラインナップ。

ASUSは5月20日、ゲーミングブランド「ROG」より、16型有機ELディスプレイを2枚搭載した薄型ゲーミングノートPC「ROG Zephyrus Duo (GX651AX)」を発売しました。価格は149万8800円(税込)、カラーはステラーグレーの1色展開です。ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba、ヨドバシカメラ マルチメディア梅田、ビックカメラ 池袋カメラ・パソコン館の3店舗で実機展示も予定されているとのことです。

ASUSによると、16型のデュアルディスプレイを搭載した薄型軽量ゲーミングノートPCは世界初。ROG Zephyrusシリーズの中でも別格の位置づけとなる新ラインで、同時に発表されたZephyrus G14/G16シリーズとは設計思想がかなり異なります。

▲16型デュアル有機ELディスプレイを搭載した「ROG Zephyrus Duo (GX651AX)」

5つのモードで使い分けられるデュアルディスプレイ構造

特徴は、本体に16型OLEDパネルを2枚並べた構造です。いずれも2,880×1,800ドット(3K)、リフレッシュレート120Hz、応答速度0.2ms、タッチ操作対応。表面はCorning Gorilla Glass 3で保護されており、別売のASUS Pen 3.0を使えば4,096段階の筆圧感知で手書き入力もできます。

底面にはキックスタンドが内蔵されていて、90度まで無段階で調節可能。本体を立てて自立させられます。ASUSが想定する使い方は次の5つのモードです。

  • デュアルスクリーンモード:付属のBluetoothキーボードを手前に配置し、2画面を縦に並べて約21型相当のワークスペースを確保
  • スタンダードモード:セカンドディスプレイ上にキーボードを置き、通常のノートPCのように使う
  • シェアモード:ヒンジを180度開いて、対面で同じ画面を共有
  • ブックモード:本を開くように左右に広げて、長文の閲覧や編集、コーディングに使う
  • テントモード:本体を320度開いてテント型にし、対面でのゲームプレイなどに使う
▲Bluetoothキーボードの位置を変えることで複数のモードを切り替えられる構造です

キーボードを取り外した状態で、セカンドディスプレイに左右の3本指でタッチするとバーチャルキーボードを呼び出せる仕様も用意されています。Bluetoothキーボードを持ち歩きたくないシーンでも、最低限の入力はできるという設計のようです。

付属のBluetoothキーボードは厚さ約5.1mm、キーストロークは1.7mmを確保。Pogoピン接続にも対応し、本体に挟んで持ち運べる構造になっています。キーキャップはマットコーティング仕上げです。なお、付属するキーボードは英語配列のみとなります。

RTX 5090+Core Ultra 9 386H、メモリ64GB/SSD 2TB

中身はかなり強気の構成です。CPUはインテル Core Ultra 9 プロセッサー 386H、GPUはNVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPU(最大150W、GDDR7 24GB)の組み合わせ。メモリは64GBのLPDDR5X-8533(オンボード)、ストレージはPCI Express 5.0 x4接続の2TB SSDが搭載されています。Copilot+ PCに準拠しており、NPU性能は最大50 TOPSとのことです。

冷却機構には、CPUへの液体金属グリス、カスタム設計のベイパーチャンバー、再設計されたデュアルファン、放熱・断熱用のグラファイトフィルムを組み合わせた「ROGインテリジェントクーリング」を搭載しています。

本体サイズは約355×247×19.9〜24.9mm、重量は本体のみで約2.3kg、Bluetoothキーボードを含めると約2.82kg。最薄部19.9mmは、16型のディスプレイを2枚内蔵していると考えれば、かなり薄い部類だと思います。とはいえ、2.82kgという数字は持ち歩きを前提とするノートPCとしては相応の重量です。デスクサイドで使い、必要に応じて移動させる、という運用が現実的なところでしょう。

バッテリー容量は90Wh(4セル)。動画再生時の駆動時間はノートPC+キーボードで約16.8時間、ノートPC単体で約10時間というスペックです。ACアダプターは250W仕様で、Type-Cからの給電には対応していません。電源ジャック経由でのみ充電できるという点は、ハイエンドゲーミングノートとしては妥当ですが、外出先での運用を考えると割り切りが必要そうです。

インターフェースはThunderbolt 4×2、USB 3.2 Type-A(Gen2)×2、HDMI、SDカードリーダーと、薄型筐体としてはしっかり揃っています。Thunderbolt 4の片方は最大100WのPower Deliveryに対応します。Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0にも対応。Webカメラは207万画素のIRカメラで、Windows Helloの顔認証が使えます。

天板の「スラッシュライティング」は35個の独立ゾーンを備え、ユーティリティ「Armoury Crate」からカスタマイズできるとのことです。

同時発表のZephyrus G14/G16ラインナップ

Zephyrus Duo以外にも14型/16型のZephyrusシリーズが新モデルとして発表されています。

  • ROG Zephyrus G14 GU405:Core Ultra 9 386H+最大RTX 5070 Ti Laptop GPU、3モデル構成(50万9800円〜79万9800円)
  • ROG Zephyrus G14 GA403GM:Ryzen AI 9 465+RTX 5060 Laptop GPU、2モデル構成(39万9800円〜56万9800円)
  • ROG Zephyrus G16 GU606:Core Ultra 9 386H+最大RTX 5090 Laptop GPU、16型2.5K有機EL(240Hz)搭載、4モデル構成(59万9800円〜99万9800円)

こちらは従来の路線を踏襲した薄型ゲーミングノートPCで、Zephyrus Duoとは性格が異なります。ノートPCとして純粋にゲーミング性能とポータビリティを求めるなら、G14/G16シリーズを検討するのが素直な選択になりそうです。

▲ROG Zephyrus G14 GU405AP / AR(エクリプスグレー)
▲ROG Zephyrus G16 GU606AP / AR / AW / AX(エクリプスグレー)

どんな人に向いているのか

ROG Zephyrus Duoは、149万8800円という価格を踏まえると万人向けの製品ではありません。価格、重量、英語キーボード限定といったポイントから、購入前に検討すべき項目は少なくないと思います。

その一方で、16型の有機ELパネルを2枚並べて持ち歩けるノートPCというのは、現時点で他に存在しません。クリエイティブ作業で常にセカンドディスプレイを使いたい人、ライブ配信時にゲーム画面とコントロール画面を分けたい人、あるいは「対面で資料を見せる」「テント型で複数人で囲んで使う」といった用途が日常的にある人にとっては、有力な選択肢の1台になるでしょう。

逆に、外に持ち出してゲームをプレイするのが目的の人や、純粋なシングルディスプレイの軽量ゲーミングノートを探している人にとっては、同時発表のZephyrus G14シリーズのほうが現実的な候補だと思います。

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