天空、GPD初のミニPC「GPD BOX」を8月22日発売。eGPUドック「GPD G2」も同時に

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GPD製品の国内正規代理店である天空は7月7日、深センGPD Technologyが開発したミニPC「GPD BOX」と外付けGPUドック「GPD G2」の国内正規版を発表しました。発売日はいずれも8月22日。価格はGPD BOXがCore Ultra 7 356H搭載モデルで29万3000円、Core Ultra X7 358H搭載モデルで30万8000円、GPD G2が6万3500円(いずれも税込)です。同日から予約を受け付けており、予約購入では各3000円引きになります。

GPD BOXは、GPD WINシリーズなどのポータブルゲーミングPCやUMPCを手がけてきたGPDにとって、初の据え置き型ミニPCです。一方のGPD G2は、モバイルGPU内蔵型だった「GPD G1」の後継モデル。今作ではGPUを内蔵せず、ユーザーが用途や予算に応じてデスクトップ向けGPUを選んで装着する方式に変わりました。

GPD BOX:0.9LボディにCore Ultraと電源を内蔵

GPD BOXの本体サイズは約175×134×39.5mm、容積約0.9L、重量約940g。この筐体に160WのGaN電源を内蔵しており、ミニPCにつきものの大きなACアダプターが不要です。電源ケーブル1本で設置できます。

CPUはPanther Lake世代のCore Ultraで、2モデル構成です。上位の358HモデルはArc B390(Xeコア12基)を内蔵し、AI性能は最大180 TOPS。下位の356HモデルはXeコア4基・最大100 TOPSにとどまりますが、代わりにこちらだけ「MCIO 8i」ポートを搭載します。発表会では、単体で使うなら358H、外付けGPUを接続する前提なら356H、という使い分けが案内されました。

MCIO 8iはサーバー向け規格を転用した高速インターフェースで、ミニPCへの搭載は世界初とのことです(2026年4月27日時点、GPD調べ)。伝送規格はPCIe Gen5×8で、理論帯域は双方向512Gbps。OCuLink(PCIe Gen4 ×4、同128Gbps)の4倍にあたり、外付けGPU接続時のボトルネックを抑えられるとしています。

そのほかのインターフェースも充実しています。USB4 v2.0(80Gbps)×2、DisplayPort 2.1(UHBR20)、HDMI 2.1、10Gbps対応のUSB Type-A×4、2.5GbE有線LAN×2という構成で、最大4画面の同時出力が可能。DisplayPort 2.1はネイティブで6K/60Hz、DSC利用時は8K/60Hz出力に対応します。このクラスでは珍しく2Wステレオスピーカーとマイクを内蔵しており、電源ボタンは指紋認証センサーを兼ねています。

▲iPhone 17 Proとサイズ比較
▲背面
項目GPD BOX 国内正規版
CPUCore Ultra 7 356H(MCIO 8i搭載)/Core Ultra X7 358H(MCIOなし)
メモリ32GB LPDDR5X-8533
ストレージ512GB〜4TB(M.2 2280×2、PCIe 5.0 ×4/4.0 ×2)
主なポートUSB4 v2.0×2、DisplayPort 2.1、HDMI 2.1、USB-A(10Gbps)×4、2.5GbE×2
無線Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
電源160W GaN電源内蔵
サイズ/重量約175×134×39.5mm/約940g
価格356H:29万3000円、358H:30万8000円(ともに税込・32GB/1TB構成)

GPD G2:800W電源を内蔵して約1.68kg

GPD G2は、ノートPCやミニPC、ポータブルゲーミングPCにデスクトップ向けGPUを接続するための拡張ドックです。本体にPCIe 5.0 ×16スロットを備え、GeForce RTX 50シリーズやRadeon RX 9000シリーズなどのハイエンドGPUに対応します。

ホストとの接続はMCIO 8i(PCIe Gen4 ×8、双方向256Gbps)とUSB4 v2.0(対称80Gbps、PD給電最大100W)の2系統。両方を同時に接続すると、MCIOがGPUのデータ転送を、USB4がハブ機能と給電を受け持つ構成になります。なお、GPD BOX側のMCIOはPCIe Gen5 ×8対応ですが、G2側はGen4 ×8のため、組み合わせた場合の接続はGen4 ×8となります。

80 PLUS Gold認証のATX 3.1電源(800W、変換効率92%以上)を内蔵しながら、重量は約1.68kg。従来のeGPUボックス(3〜5kg程度)に対して大幅な軽量化をうたっています。M.2 2280スロット(PCIe 3.0 ×2)やギガビットLAN、10Gbps USB-A×2も備え、ドッキングステーションとしても機能します。

対応ホストはThunderbolt 3/4/5またはUSB4/USB4 v2.0を搭載したPCで、Apple Silicon搭載Macは非対応です(IntelベースのMacは対応)。メーカーの検証では、GPD BOXとG2にRTX 4090を組み合わせた構成で、性能低下は約2%に抑えられたとしています。GPDによると、中国ではRTX 5090と組み合わせてローカルAI環境の構築に使う例もあるとのことです。

項目GPD G2 国内正規版
GPUスロットPCIe 5.0 ×16(GPU非内蔵)
ホスト接続MCIO 8i(PCIe Gen4 ×8)、USB4 v2.0(80Gbps、PD 100W)
拡張ポートUSB-A(10Gbps)×2、M.2 2280(PCIe 3.0 ×2)、ギガビットLAN
電源800W 80 PLUS Gold(ATX 3.1、12V-2×6コネクタ)内蔵
サイズ/重量約157.3×119.8×182mm/約1680g
価格6万3500円(税込)

両製品とも国内1年保証付きで、保証期間終了後も国内で修理対応を行う体制を整えているとのことです(修理料金は個別見積もり)。予約はGPD公式ストア、ハイビーム公式オンラインストアなどで受け付けています。

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