Notta Memo Type-Cレビュー:PC直結同期は「本体の機能」。旧モデルとの違いを実機で確認【PR】

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Notta株式会社は、AIボイスレコーダー「Notta Memo」の新モデル「Notta Memo Type-C」を発売しました。通常価格は2万5500円(税込)です。前モデルとの最大の違いは、USB Type-C接続に対応し、PCへの直結同期が可能になったことです。

Notta Memoは、私も2024年に購入してレビューしています。音声の文字起こしサービス「Notta」と連携する録音特化型のデバイスです。

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今回は新モデルを提供いただいたので、旧モデルとの比較も交えながら使い勝手をお伝えします。

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旧モデルから何が変わったか──実機で確認したこと

外観は同じです。本体は厚さ3.5mm、重量は28gで、カード1枚に近い薄さです。スーツの胸ポケットに入るサイズで、持ち歩いている感覚はほぼありません。

▲(左):旧モデル、(右)Type-Cモデル。ロゴの色が違うくらいで外観は同じです

変わったのは、充電・同期の方法です。旧モデルは専用のマグネットケーブルで充電する仕組みでしたが、新モデルには付属ケース「Magbridge」にUSB Type-Cポートが搭載されています。手持ちのType-Cケーブルがそのまま使えますし、もちろん、ケースに入れたまま充電もできます。

▲従来の専用ケース(左)とMagbridgeケース(右)
▲本体とはポゴピンで接続します
▲本体右側面にUSB-Cポートを搭載

また、新機能として、PCとの直接同期が可能になりました。従来はスマートフォンアプリとBluetooth/Wi-Fiで同期が必要でしたが、Type-CモデルはPCにUSBで接続することで、録音データの同期が行えます。

これ、Magbridgeケースの機能かと思っていたのですが、どうやら違うようです。

手元にある旧モデルにMagbridgeを装着してPCに接続してみたところ、PC同期はできませんでした。また、Type-Cモデルは、Magbridgeケースを使わずに、従来のポゴピンケーブルでもPC直接同期が可能でした。

つまり、PC直結同期は本体の機能であり、Magbridgeケースだけを購入しても旧モデルでは使えないようです(充電はできます)。

これに関して気になったのは、ファームウェアのバージョンです。手元にある旧モデルは最大1.01止まりですが、新モデルは1.7.3まで上がっています。バージョン数だけで仕様の差を断言はできないものの、本体レベルで別物になっている可能性もあります。

主な変更点を表でまとめます。

項目Notta Memo(旧)Notta Memo Type-C(新)
充電・同期方式専用マグネットケーブルUSB Type-C(Magbridge経由、専用ケーブルも利用可能)
PCダイレクト同期非対応対応(本体機能)
ポゴピンケーブル同期対応対応(引き続き使用可能)
ファームウェア最大バージョン1.01(執筆時)1.7.3(執筆時)
重量(本体)28g28g
公式価格2万3500円(税込)2万5500円(税込)

差額は約2000円です。PC直結同期を使いたい旧モデルユーザーにとっては、ケースだけでの対応はできないため、本体の買い替えが前提になります。

PC直結同期の実力

PC直結で録音データが同期される体験は、思っていたよりシンプルです。アプリの起動やBluetooth接続を待つ必要がなく、ストレスがありません。

▲付属のケーブルはUSB-C to A。ここはUSB-C to Cケーブルにしてほしかった

転送速度は最大800kb/sで、無線転送に比べて最大10倍とのことです。実際に約35分の録音データを転送してみたところ、15秒ほどで完了しました。

▲USBでPCに接続すると、NottaのWebアプリ上で認識され、音声の同期が行えます

個人的に気に入った点は、PCに差し込んでもエクスプローラーにはドライブとして表示されない点です。録音データは独自の暗号化が施されており、Notta Webのアプリ(もしくはNottaアプリ)経由でのみ同期が行われます。スマホを介さずにデータを扱えるうえ、PCに挿しても通常のファイルとして見えないという二重の設計です。

会社支給PCで使いたい人、BYOD(私物端末の持ち込み)が制限されている職場で使いたい人には、スマホを挟まずに完結できる有線同期の価値は大きいと思います。

Notta Brainを使ってみた

Notta Brainは、録音データを素材にAIと対話できる機能です。複数の録音を横断して質問できるのが特徴で、「先週の会議で決まった予算は?」「3回のインタビューに共通したキーワードは何か?」といった使い方ができます。

さらに、録音内容からWord・Excel・PowerPointなどの資料を自動生成する機能もあります。NotebookLMなど、同様の機能を持つサービスはありますが、文字起こしから議事録作成、そこからスライドや集計表まで落とし込めるのは、このカテゴリとしては珍しい機能です。

実際に、XREALの発表会の内容をインフォグラフィックにまとめてもらったものが下記。情報ソースは文字起こしのみでしたが、かなり要点を抑えてまとめられていると思います。

また、6月17日には、Notta Brainに3つの新機能が追加されました。あらかじめ設定した指示を、指定した日時・頻度で自動実行する「定例タスク」、Slack上でNotta Botに話しかけて質問できる「Slack連携」、そしてLINE上でNotta Brainと会話できる「LINE連携」です。

定例タスクは、AIへの指示を毎日・毎週・毎月の周期で自動実行する機能です。ウェブ検索を使って最新情報を取り込むかどうかも、タスクごとにオン・オフを切り替えられます。「毎朝、前日のAI関連のニュースを収集する」のように設定しておけば、朝の通勤時間に前日のニュースを追うこともできそうです。なお、作成できるタスクは1ユーザーあたり最大5件までという上限があります。

実行結果の通知先は、メール(デフォルト)・Slack・LINEの3択です。1タスクにつき選べる通知先は1つだけで、複数チャンネルへの同時配信はできません。SlackやLINEとの連携が切れている場合は、自動的にメールでの配信に切り替わる仕組みになっています。AIクレジットが不足している場合はタスク自体はスケジュール通り起動するものの、実行は失敗扱いになる(クレジットは差し引かれない)とのことです。

▲タスクの実行結果(6月25日に実行しました)

SlackやLINE連携では、LINE上のNottaの公式アカウントに話しかけるだけで、Notta Brainに保存された会議内容や資料をもとに回答が得られるとのことで、NottaアプリやNotta Webにログインしなくても普段使っているチャットアプリから質問できるのは便利そうです。

ただし、Notta BrainはNottaの通常プラン(文字起こし・要約のプラン)とは完全に別の料金体系です。通常のNotta有料プランに加入してもNotta BrainのAIクレジットは増えません。機能ごとのクレジット消費量は以下のとおりです。

機能消費クレジット
AIによるテキスト回答(通常会話)0クレジット
録音データ・PDF等からのChat Q&A100クレジット/回
画像生成200クレジット/枚
スライド生成1000クレジット/回
スライド+画像の同時生成1200クレジット/回
Excel/Wordへの自動記入200クレジット/回

なお、上記のインフォグラフィック作成には200クレジットが消費されました。

プランと料金──スタータープランからNotta Brainまで

Nottaのサービスはデバイスなしでも使えるWebサービスとして展開されていますが、デバイス購入者には通常フリープランとは別の「スタータープラン」が付与されます。

以前のレビューで「フリープランは月120分」と書いていましたが、これは一般ユーザー向けのフリープランの話でした。デバイス購入者向けのスタータープランの内容は以下のとおりです。

項目一般フリープランスタータープラン(デバイス購入者特典)
AI文字起こし月120分月300分(永久無料)
AI要約月10回月100回(永久無料)

月300分は、60分の会議を週1回行うペースであれば約1か月分に相当します。普段の定例会議をカバーするなら十分な量です。月300分を超えるような使い方では有料プランへの移行が必要ですが、ライトに使う人なら買い切りのまま長く使えます。

また、Notta Brainについては、独立したプランが別に用意されています。

プラン料金付与クレジット(月)
Notta Brain フリー無料1000クレジット
Notta Brain プレミアム月額1980円(年額1万4300円)8000クレジット
Notta Brain ビジネス月額2750円8000クレジット/アカウント
Notta Brain エンタープライズ月額5500円16000クレジット/アカウント

フリーの月1000クレジットをChat Q&Aに使うと月10回が上限で、スライド生成(1回1000クレジット)は月1回が限度です。Nottaの文字起こしプランとNotta Brainは完全に別課金なので、本格的に使い込むなら両方のプランを別途検討することになります。試用目的ならフリーで十分始められますが、費用感は事前に確認しておくと安心です。

まとめ:「ケースだけ買い替える」選択肢はない

▲付属品一式。Magbridgeケース、USB-A to Cケーブル、MagSafeリングのほか、従来のポゴピンケーブルも付属します

Notta Memo Type-Cは、外見こそ旧モデルと大きく変わらないものの、PC直結同期という機能が追加されたことで、使えるシーンが明確に広がりました。

注意したいのが、旧モデルを使っていた人が「Magbridgeだけ買えばいい」という話にはならない可能性が高いこと。ただし、すべての旧モデルで使えないかは確信がありません。とりあえず、手元のNotta Memoのファームウェアバージョンを確認し、1.7.3以上にアップデートできているのであれば利用できるかもしれません。もちろん、USB-Cでの充電が目的であれば、旧モデルでも購入する意味はあります。

AIボイスレコーダーをはじめて使う人にとっては、買い切りで月300分の文字起こしが永続的に使えるスタータープランがそのまま付いてくる点が魅力です。個人のスマホを介さずPCで完結できる有線同期との組み合わせで、ビジネス用途での導入を検討しやすくなったと感じます。

文字起こしから議事録作成、AIによる情報整理まで含めてワンストップで行いたいならNotta Memoは有力な選択肢です。逆に多少手間がかかっても運用コストを抑えたいというのであれば、サブスクリプション不要の製品で録音・文字起こしを行い、そのデータをNotebookLMなどのAIサービスにインポートして…といった運用も検討する余地はあるでしょう。

Notta Memo Type-Cモデルの通常価格は2万5500円(税込)ですが、Amazon Prime Day 2026期間中(2026年7月7日〜13日)は20%オフの2万400円になります。クーポンコード「B5CMK7ZE」(有効期間:2026年7月1日〜31日)を併用すれば1万8768円(約26%オフ)まで下がります。AIボイスレコーダーの導入を考えていた人は、このタイミングが選択肢のひとつになるでしょう。

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