NTTソノリティ、現場向けPTTイヤホンマイク「SonoVo Grip」受注開始 ─ 提供は10月から

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NTTソノリティは2026年7月15日、現場向けDXソリューションブランド「SonoVo(ソノボ)」の新製品として、PTT(プッシュトゥトーク)対応のワイヤレスイヤホンマイク「SonoVo Grip(ソノボ グリップ)」を発表しました。価格は1万6000円(税抜)。同日から受注を開始し、提供開始は2026年10月初旬を予定しています。購入は同社サイトの問い合わせフォーム経由で、法人の現場利用を想定した製品です。

SonoVo Gripは、耳をふさがない右耳専用のオープンイヤー型で、周囲の音を聞き取りながら作業できるのが特徴です。NTTソノリティによると、開発にあたって接客や建設など多様な現場をヒアリングし、「脱落・異物混入リスク」「長時間の圧迫感・装着感」「スタイル・干渉」「衛生面」という4つの共通するストレスが浮き彫りになったとのこと。カナル型の圧迫感やネックバンド型の帽子・ヘルメットとの干渉といった課題に応える設計だとしています。

NTTの特許技術「Magic Focus Voice」を搭載

マイクにはNTTの特許技術「Magic Focus Voice」を搭載します。2つのマイクへ音が到達する時間差から話者を特定するビームフォーミングと、雑音を除去して音声だけを抽出するスペクトルフィルターを組み合わせた処理で、100dB超の騒音環境でも装着者の声だけをクリアに届けられるとのことです。

操作系はPTT・ファンクション・電源/ペアリング・音量の4ボタン構成で、作業手袋を着けたままでも操作できるようボタンの押しやすさと配置にこだわったとしています。バッテリーは最大10時間の連続通話に対応し、充電時間は約1.7時間。防塵防水はIP55相当で、マルチペアリング(4台)にも対応します。

なお、オープンイヤー型のためノイズキャンセリングには対応せず、骨伝導ではなく空気振動で音を伝える方式です。

SonoVo Gripの主なスペック

項目内容
マイク方式MEMSマイク(全指向性)×2
本体サイズ約47.1×52.8×23.9mm
重さ約12g
連続通話時間最大10時間
充電時間約1.7時間(専用充電ケーブル)
Bluetooth5.3(BTC/BLE対応)、Power Class 1、最大通信距離10m
対応プロファイルA2DP、HFP、AVRCP、SPP
対応端末iOS 13以降、Android 8以降
防塵・防水性能IP55相当
装着仕様右耳専用
価格1万6000円(税抜)
受注開始日2026年7月15日
提供開始2026年10月初旬予定

テルから建設現場までを想定

ユースケースとしては、制服の美観を損ねたくないホテル・アパレル、動きの多い小売・テーマパーク、コードの引っかかりを避けたい介護・医療、騒音下での指示伝達が必要な建設・製造現場などを挙げています。介護現場では入浴介助などでの防塵防水性能、建設現場では耳をふさがないことによる危険音の察知を利点としています。

NTTソノリティは、NTTの音響信号処理技術とBONXが培った現場特化型のUX設計を融合した会社です。SonoVoブランドでは、音声AIソリューション「SonoVo AI」、SonoVo Gripを含むデバイス群「SonoVo GEAR」、オンプレミス型の「SonoVo BOX」を展開し、現場の音声を業務データとして活用する仕組みを一気通貫で提供するとしています。

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