
RayNeo(雷鳥イノベーション)を展開するRayVision AR Limitedは2026年7月20日、ARグラス「RayNeo GT Max」の製品情報を公開しました。日本での発売時期、価格、販売方法はいずれも未定で、決定次第あらためて発表するとしています。
RayNeoは2021年に中国・深センで設立されたAI・ARグラスメーカーです。光学やディスプレイ、AIアルゴリズムなどの開発を手がけ、日本でも公式サイトとAmazonストアで製品を展開しています。今回のGT Maxは、映像視聴を主眼に置いたディスプレイ型のモデルという位置づけです。

視野角59度、267インチ相当の表示
GT Maxの視野角は59度。約6m先に267インチ相当の大画面を表示するとしています。ディスプレイにはデュアルレイヤー構造のMicro-OLEDを採用し、DCI-P3カバー率98%、コントラスト比200,000:1、最大1200nitsの入眼輝度、最大120Hzのリフレッシュレートに対応します。
光学系は、新たにPeacock Optical Engine 3.0 Maxを搭載。従来のRayNeo製品が採用してきたBirdbath方式と比べて、光学モジュールを29%薄型化したとのことです。視野角も59度を確保しています。

映像処理チップ「Vision 4000」と空間コンピューティングチップ「Zone 360」を搭載し、3DoFによる「追従」「固定」「ブレ補正」の3つの表示モードに対応します。
本体重量は約78g、光学サイズは3種類
本体重量は約78g。軽量ナイロン素材のほか、新開発の高弾性アルミニウム合金製ヒンジ、専用設計のマグネシウム合金製ブラケットを採用し、薄型レンズや光学モジュール構造の簡素化、テンプル幅のスリム化など10か所以上で設計を見直したとしています。
瞳孔間距離に応じて、S・M・Lの3つの光学サイズが用意されます。
| 光学サイズ | 対応する瞳孔間距離 |
|---|---|
| S | 64mm未満 |
| M | 64mm以上67mm以下 |
| L | 67mm超 |
デザインは継ぎ目を抑えた流線型の一体構造で、NCVM複合加工とサンドブラスト仕上げを組み合わせています。

接続はUSB-Cケーブル1本
DisplayPort Alt Modeでの映像出力に対応したスマートフォン、PC、タブレットとは、USB-Cケーブル1本で接続できます。対応機器としてAndroidスマートフォン、iPhone 15シリーズ以降、PC、同社の「RayNeo Pocket TV 2」が挙げられています。
別売のUSB-Cアダプターを使えば充電しながらの利用が可能で、HDMIアダプターを介せば対応するゲーム機とも接続できるとのことです。
「RayNeo Pocket TV 2 Dolby Vision Edition」と組み合わせた場合は、Dolby Vision対応コンテンツの視聴にも対応します。AIによるリアルタイムのSDR-to-HDR変換も利用できるとしています。
また、RayNeo XRアプリの2D-to-3D変換機能を使うと、2Dの映画や写真を3D映像として再生できます。
主なスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 視野角 | 59度 |
| 表示サイズ | 約6m先に267インチ相当 |
| ディスプレイ | デュアルレイヤー構造Micro-OLED |
| 色域 | DCI-P3カバー率98% |
| コントラスト比 | 200,000:1 |
| 入眼輝度 | 最大1200nits |
| リフレッシュレート | 最大120Hz |
| チップ | Vision 4000(映像処理)/Zone 360(空間コンピューティング) |
| トラッキング | 3DoF(追従/固定/ブレ補正) |
| スピーカー | レーストラック型4基、Bang & Olufsen共同チューニング |
| 重量 | 約78g |
| 光学サイズ | S/M/L(瞳孔間距離別) |
| 接続 | USB-C(DisplayPort Alt Mode) |
| 価格・発売日 | 未定 |
視野角59度・約78gという組み合わせは、現行のディスプレイ型スマートグラスの中では広視野角側に位置します(XREAL One Proは57度)。ただし、今秋には、視野角70度のXREAL AURAも控えています。価格次第とはなりそうですが、今のところ未発表のため、競合との比較判断もそこからということになりそうです。
