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GoogleのMVNOサービス、「Project Fi」が「Google Fi」に改称。iPhoneなどもサポート

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Googleが米国で展開しているMVNOサービス「Project Fi」が「Google Fi」に改称。あらたにiPhoneやSamsung、HTCなど複数のAndroid端末もサポートします。

Project Fiはこれまで、PixelやNexus、Motorola端末など一部の端末でしか利用できませんでした(非公式には他の端末でも利用はできました)が、一部機能制限を受ける場合があるものの、SamsungやHUAWEI、HTCなど多くの端末で利用可能になりました。

とくにiPhoneもサポートされたのは、ユーザー側にとっては大きそうです。ただし、iPhoneのサポートはまだベータ版との扱いで、ボイスメールなどの機能がまだ使えないようです。

▲ロゴも変わりました

Google Fiの料金は、通話やSMSが無制限で月額20ドル。これが基本料金ですが、データ通信は1GBあたり10ドルとなります。また、データ通信の料金は60ドルが上限で、それ以上はどれだけ通信しても60ドル止まり。

ようするに、月の支払いは80ドルを超えることはないのですが、データ通信が15GBを超えると通信速度が遅くなります。ただ、15GB以上でも別途10ドル/GB支払えば、通信速度を維持可能です。

データ通信量は決して安いわけではありませんが、これはFiが積極的にWi-Fiを活用する設計になっているため。GoogleはWi-Fiの品質を管理するデータベースを有しており、これで高品質で信頼性が高いと判断されたWi-Fiに自動的に接続します(Fi用に設計された端末の場合。それ以外の端末では手動で接続)。日本のキャリアWi-Fiのように、勝手につながるけど通信できないという事態にはならないようです。

Wi-Fiが利用できない場合は、T-Mobile、Sprint、US Cellularの3つのキャリアのネットワークを利用します(Fi用に設計されていない端末はT-Mobileのみ)。

また、Fiの特徴として、海外利用での充実があります。日本を含む170か国以上で利用でき、しかもデータ通信は1GBあたり10ドル、60ドル以上かからないのも米国内での利用と同じです。通話のみ1分あたり0.2ドルかかりますが、SMSは無料。

ちょくちょく海外に行く人にとっては、各国でデータ通信の確保に悩む必要がなく、かなりメリットがありそうなサービスです。

ただし、米国在住者向けのサービスとなっており契約には米国での住所などが必要です。日本でも展開してほしいところですが、キャリアの絡みとかがあって難しいのでしょうね。

(source Google, Google Fi)

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