FCCLの「FMV Keyboard X」がクラウドファンディング開始——磁気スイッチ+ラピッドトリガー搭載で静音性にも本気のキーボード

当ブログの一部のリンクはアフィリエイトリンクです。これらのリンクから商品を購入された場合、当サイトは一定の報酬を得ることがあります。

富士通クライアントコンピューティング株式会社(FCCL)が、FMVブランドの新型キーボード「FMV Keyboard X」を発表しました。GREEN FUNDINGで2026年4月8日11:00から先行予約を開始します。期間は6月12日までの予定。

価格は、23%オフの2万2870円(先着100台)~。2026年9月中旬から発送予定となっています。

「LifeTime Comfort」——日常を快適にするキーボード

FCCLは昨年1月にブランドをリランディングし、「シンプルでわかりやすいこと」と「日本の暮らしを応援すること」をブランドコンセプトとして掲げています。FMV Keyboard Xはそのコンセプトに沿って設計された製品で、キーワードは「LifeTime Comfort」。省スペース・時短/効率・使いやすさの3点を実現するキーボードを目指しています。

日本の住環境では作業スペースが限られていることが多く、奥行きの狭い机を使っている方も少なくありません。そういった環境でも、ノートパソコンを奥に置いて手前にキーボードを配置できるよう、コンパクトな設計にこだわったとのこと。

磁気スイッチ+ラピッドトリガー、でもコンセプトはゲーミングじゃない

技術面の目玉は磁気スイッチとラピッドトリガーの搭載です。市販の磁気スイッチではなく、専用のスイッチを開発しているとのこと。「押し始めを柔らかく、押したと思ったらオンになる」感覚を重視した選択とのことです。

▲製品説明をするFCCLのキーボードマイスター、藤川英之さん

ラピッドトリガーは「押したらオン、離したらオフ」をストロークの深さに関わらず実現する機能で、これまでゲーミングキーボードでは定番の機能でしたが、文字入力用途での採用は一般的ではありませんでした。そのため、初めて触れると「なんかセンシティブなキーボードだな」と感じる人もいるかもしれません。そこでFCCLは、すぐに使い始められるよう3種類のプリセットを用意するとのこと。

  • おすすめ入力:FMVノートパソコンと同様の押下感を目指したバランス設定
  • ハード入力:底打ちして確実に入力したい人向けの設定
  • ライト入力:軽い力で素早い入力を優先した軽めの設定

さらに、各キーごとにアクチュエーションポイントを調整できるWindowsアプリも提供予定です。キーマップ変更にも対応しています。

なお、「ゲーミング用途は?」という質問に対してFCCLは「ゲーミング専用機としては考えていない。ゲームをした後そのまま文字入力作業にも使えるような、両方こなせるキーボード」と答えていました。Nキーロールオーバーにも対応しているのでカジュアルなゲームなら問題なさそうです。

Cherryより静か。静音性への本気

メカニカルキーボードの小気味いいタイピング音は使っている人からすると癖になりますが、家族には「うるさい」と言われてしまいがち。FMV Keyboard Xはここにも本気で取り組んでいます。

一般的な磁気スイッチは静音設計のものがほとんどないそうで、「静かなものは売れない」という業界の固定観念があるなかで、FCCLは独自に静音化を追求。スイッチ内部にキーの打ち込み音と戻り音を軽減する構造を設け、さらにキーボード筐体内部の空間をガスケットフォームで埋めることで共鳴音も抑えています。現在3回目の試作機で、一般的なCherry赤軸キーボードより静かな打鍵音を実現しているとのことです。

体験会で触ったプロトタイプは、「コトコト」

JIS配列・カナ刻印なし、カーソルキーは標準サイズで独立配置

FMVのDNA的な部分として、キー配列にもこだわりがあります。JIS配列を採用しカナ刻印はなし。これはFMVのデフォルト設定や設計思想を継承したものです。

▲前モデルのFMV Mobile KeyboardLIFEBOOK UH Keyboard)に若干関わっていたガジェットインフルエンサーの矢崎さん

また、コンパクトなメカニカルキーボードではカーソルキーが変則的な位置になりがちですが、FMV Keyboard Xではカーソルキーを使い慣れた位置に独立配置しています。指で触ったときにカーソルキーの位置がわかることを重視していて、そのために磁気スイッチのサイズ選定から試作を繰り返したそうです。

キーキャップは武蔵塗料の「ネオラバサン」シリーズを採用したソフトフィール塗装を採用。指が滑りすぎず、とどまりすぎない「ちょうどいい摩擦感」を実現しつつ、テカりにくく耐久性も高い塗料とのことです。

▲側面から。キーキャップは中央がわずかにくぼんだシリンドリカル形状。なお、ロープロファイルキーボードです

ポインティングデバイス非搭載の理由

体験会での質疑応答で興味深かったのが「なぜトラックポイントなどのポインティングデバイスをつけなかったのか」という質問への回答です。

FCCLによると、キーボード(非同期通信)とポインティングデバイス(同期通信)を同一のBluetoothデバイスとして通信させると、マウスのポーリングレートに影響が出てしまうという技術的な制約があるとのこと。また、単純にスペースの問題もあり、省スペース環境ではキーボードの横にマウスを置けるスペースがあるため、別途マウスを用意してほしいというスタンスのようです。

スペック

  • スイッチ:独自磁気スイッチ(リニア特性・静音)
  • 接続:Bluetooth 6.0/USB/レシーバー
  • キー配列:JIS配列(カナ刻印なし)
  • キー数:84
  • キーピッチ:約19mm
  • キーストローク:約3.0mm
  • Nキーロールオーバー対応
  • アクチュエーションポイント:3段階調整可能
  • ラピッドトリガー対応
  • サイズ:約299.0mm×118.5mm×27.6mm(チルトスタンド収納時)
  • 重さ:約600g
  • カラー:ブラック、ホワイト(2色)
  • グレーキーキャップ(交換用)同梱
  • Windowsアプリ(詳細設定対応)
▲クラウドファンディングではグレーのキーキャップも付属し、配色のカスタマイズが可能とのこと

ガジェットなど好きなことをブログやWEBメディアなどに書いて生きています。ライター仕事は常に募集中

Dream Seedをフォローする
News
シェアする
Dream Seedをフォローする
タイトルとURLをコピーしました