
オウガ・ジャパンは4月14日、同社として日本初投入となる折りたたみスマートフォン「OPPO Find N6」を発表しました。4月15日発売で、価格は税込31万8000円。カラーはブロッサムオレンジとステラーチタニウムの2色展開です。

取り扱いはau +1 collection、IIJmio、AEONモバイルといったMNO/MVNOのほか、大手家電量販店、Amazon OPPO公式店、OPPO公式オンラインショップなどで順次販売されます。
世界一フラットを謳うディスプレイ、TÜV Rheinland認証を取得
Find N6最大の訴求点は、ディスプレイの折り目の目立たなさです。搭載された第2世代チタニウム高精度ヒンジは、レーザースキャンでヒンジ表面を精密にデジタル化し、3D液体プリント技術で5ピコリットル単位の樹脂を積層して凹凸を埋めており、プレート差はわずか0.05mmに抑えられているとのこと。

構造も4軸対称構造に刷新し、ディスプレイにかかる力を均等に分散。ウォータードロップ型の折り曲げ構造は従来比で幅を11%広げ、折り目の深さを低減したとのこと。

メインスクリーンには衝撃や変形に強い「オートスムージングフレックスガラス」を採用し、折りたたみで生じる微細なシワを自己修復する性能も向上したとしています。

60万回の折りたたみ試験をクリアし、第三者認証機関であるTÜV Rheinlandから「折り目最小化認証」を取得。OPPOは「テストされた折りたたみスマホの中で最もフラット」と、世界一フラットなディスプレイであることを謳っています。

2億画素+マルチスペクトルの4眼、Hasselbladと共同開発
カメラは折りたたみスマホのフラグシップとしても妥協のない構成です。背面には約2億画素の広角カメラ(1/1.56型センサー、F1.8、OIS対応)、約5000万画素のペリスコープ望遠(光学3倍、AI補正で最大120倍デジタルズーム、OIS対応)、約5000万画素の超広角(画角120度)、マルチスペクトルカメラの4眼を搭載。マルチスペクトルカメラは画像を細かく分割して色温度を検知し、OPPO独自の「LUMOイメージエンジン」によってゾーンごとに最適な色補正を行う役割を担います。

画質処理はスウェーデンのHasselbladと共同開発。16K相当の超高解像度で撮影できる「Hasselblad高解像度モード」や、名機「Hasselblad X2D」の色作りを再現する「マスターモード」、独自の65:24ワイドアスペクト比で撮る「XPANモード」など、ハッセルブラッドらしい撮影体験を楽しめるモードが用意されています。動画は広角/超広角/望遠の全てで4K/60fps Dolby Visionに対応し、2億画素の広角カメラに限り4K/120fpsの収録も可能です。
折りたたみならではの撮影体験にも対応しており、本体を折り曲げて机に置けば三脚なしで集合写真が撮れ、ジェスチャー操作でのハンズフリー撮影にも対応。開いた状態でアウトカメラを自分に向ければ、カバースクリーンをプレビューにして約2億画素の広角カメラで自撮りも行えます。

8.9mmに6000mAh、Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載
本体の薄さは折りたたみ時で約8.9mm、開いた状態では約4.2mm、重量は約225g。一般的なストレート型スマホと遜色ないサイズ感に抑えつつ、シリコンカーボンアノード技術を用いた大容量6000mAhバッテリーを内蔵しています。充電は付属アダプタによる80W SUPERVOOC有線充電と、50W AIRVOOCワイヤレス充電の両方に対応し、-20℃の極寒環境でも充電・使用が可能とのこと。

SoCはQualcomm最新の「Snapdragon 8 Elite Gen 5」で、RAMは16GB、ストレージは512GB。ディスプレイはメインが約8.1インチのQXGA+(2480×2248)AMOLED、カバーが約6.6インチのフルHD+(2616×1140)AMOLEDで、いずれも最大120Hzリフレッシュレート、ピーク輝度はメイン2500nit、カバー3600nitに達します。

耐久面ではIP5X/IPX8/IPX9の防塵防水性能に対応し、80℃の高温水噴射にも耐えるとしています。フレームは航空宇宙グレードのアルミニウム合金製。本体側面には新しい物理キー「Snap Key」を搭載し、AI Mind Spaceやカメラ、レコーダー、翻訳などをワンタッチで起動できます。

OSは最新の「ColorOS 16」(Android 16ベース)を搭載。OSバージョンアップは5回、セキュリティアップデートは6年間の提供が正式に保証されます。
筆圧4096段階の「OPPO AI Pen Kit」、数量限定で無償プレゼント
アクセサリーとして注目したいのが、Find N6と同時発売される「OPPO AI Pen Kit」です。筆圧感知は4096段階で、メインスクリーンだけでなく折りたたんだカバースクリーンでも同じように使えます。専用ケースに収納するだけで充電とペアリングが行われ、わずか3分の充電で約60分間使用できるとのこと。

ペン側面のボタンでレーザーポインター、クイックメモ、画面キャプチャなどにワンタッチでアクセスできるほか、手書きしたメモや図を囲うだけでAIがマインドマップやグラフに変換し、Excel/PowerPointにエクスポートできる「AIチャート」、ラフスケッチから様々なスタイルのアートを生成する「AIペインター」など、AI連携機能も搭載します。
OPPO AI Pen Kitは税込1万9800円でOPPO公式オンラインショップ限定販売ですが、Find N6の発売記念キャンペーンとして数量限定の「OPPO Find N6限定ボックス」を購入すると、このAI Pen Kitが特典として付属します。
スマホ画面に表示中の情報をAIが要約・分類・タグ付けし、予定があればカレンダー登録を提案してくれる情報整理アシスタント「AI Mind Space」や、OPPOスマホの画面をMacにミラーリングしてキーボード・マウスで操作できる「O+ Connect」、AI消しゴムやAI反射除去といった写真編集機能も利用できます。
「納得できるものがまだなかった」—河野専務が語った8年の研究開発
発表会に登壇したオウガ・ジャパンの河野謙三専務取締役は、OPPOがすでにグローバル市場では2021年の初代「Find N」から数えて4世代の折りたたみスマホを投入しながら、日本には1台も持ち込んでこなかった理由について「納得できるものがまだなかったから」と率直に語りました。

OPPOが折りたたみスマホの研究を始めたのは2018年、世の中にまだ折りたたみスマホが存在しなかった頃。専用の研究施設「天穹ラボ」で構造・素材・耐久性を磨き続け、8年で投じた研究開発費は約30億元(日本円で約600億円)。取得した特許は3500件を超え、折りたたみ関連特許数では世界第3位だといいます。
河野氏は「折りたたみにはずっとデメリットが付きまとってきた。画面は大きいが折り目になる、開くと没入できるが熱くて重い、面白いがバッテリーが持たない——日本のお客様はそれを見逃さない」とした上で、歴代モデルで「コンパクトさ」(初代)、「軽さ」(N2)、「カメラと仕事の総合力」(N3)、「薄さと電源の安心」(N5)と一つずつ弱点を潰してきたと振り返ります。そして「最後に残った最大のデメリット」である折り目の問題に答えを出したのが、今回のFind N6だとしました。

「折りたたみだから何かを我慢する、そういう時代を終わらせたかった」「ストレート型のフラグシップと比べて何も妥協していない」と河野氏。世界で最も品質に厳しいとされる日本のお客様にこそ、8年の集大成を届けたいという想いから今回の国内投入に踏み切ったと強調しました。
夏には「OPPO Find X9 Ultra」も国内発売へ
発表会の終盤、河野氏からもう一つ重要なアナウンスがありました。ストレート型のフラグシップ「OPPO Find X9 Ultra」を今年の夏に日本で発売するというものです。
ウルトラならではのフラグシップ体験と、より高いカメラ性能を求めるユーザーに向けた製品になるとしており、詳細なスペックや価格については明らかにされませんでしたが、折りたたみではなくストレート型のハイエンド機を待っていたユーザーにとっては期待の製品となりそうです。

