「FREETEL WORLD 2016 FALL/WINTER」で新端末 KIWAMI(極) 2とRAIJIN(雷神)を発表したFREETELですが、サービス面での拡充も発表されています。
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端末だけでなく、ソフト面でもサービスを拡充
半年毎に端末を交換できる「かえホーダイ」
FREETELには従来から、端末を割賦払いにすることで初期投資がない代わりに、毎月一定額を支払う0円スタートプランがありますが、これを拡張し、半年後に端末を返却することを条件に半年分の残債が免除になる「かえホーダイ」をスタートします。
詳細は後日発表ということになっていますが、既存の0円スタートプランがそのまま置き換わる形になるようです。
このため、車の契約であるような端末をリースする形ではなく、半年後に端末を下取りするような形になるのだと思います。
なお、同一端末への変更はできないとのこと。
また、返却する端末は、画面割れや水没がなく、電源が入ることが条件になっています。
初期費用が299円に
MVNOの事務契約手数料はほぼ3,000円で横並びですが、FREETELはこれを299円にした「全プラン対応パック」を発売します。
オンラインショップや量販店などで販売されますが、パッケージ自体にはSIMは含まれておらずパッケージ購入後にオンラインで手続きをすると後対応したSIMが送付される仕組みです。
また、この全プラン対応パックでは、FREETELが実施しているネット基本料(299円)が1年間割引になるキャンペーンは適用されません。
このため、実質的には継続販売される通常パックよりも高くつきそうです。
20GB以上の大容量プランの増設
各MNOではギガモンスター、スーパーカケホ、ウルトラパックと怪獣大決戦のようなネーミングの大容量データサービスが開始されていますが、FREETELでもこれに追従する形で11月1日より大容量プランを追加します。
モバイルでこれだけの大容量が必要なのか?という気がしなくもないのですが、自宅に固定回線を引かずテザリングなどで賄う人も増えているようなので需要は意外とあるのでしょうね。
価格的にも高くはないですが、40GBよりも20GB2回線のほうが安くなっていたりするので、サービス開始までに価格の改定はあるかもしれません。
また、データプランの追加に合わせて、パケットの繰り越しにも対応します。
Facebook、Twitter、Instagramの通信も無料化
これが今回の発表での目玉だと思いますが、従来のLINE、App Store、WhatsApp、WeChat、ポケモンGOに加えてFacebook、Twitter、Instagramのデータ通信も無料化することが発表されました。
サービスは12月より開始の予定です。
ただし、従来のようにすべてのプランで適用されるわけではなく、Facebook(Messenger)、Twitterは定額プランの3GB以上、Instagramは5GB以上からが対象となります。
この手の需要はむしろ低容量プランのほうが大きいだろうと思うのですが、経営的には全プラン対象とするのは難しかったのでしょう。
ますますMNOっぽくなってきたFREETEL
FREETELは最初期こそFREEBITをMVNEとしていましたが、現在はMVNEを介さず、自前でdocomoで接続しています。
その分、サービスの自由度も高く今回の発表にあったようなことも柔軟に対応できているようです。
ただサービスプランや各種割引サービスが増えてきて、徐々に「日本のケータイをシンプルに」というコンセプトから外れてきているような気もします。
もう少しシンプルであってほしいなぁというのが正直なところですが、まだ許容範囲かな。
あと、マイページからできることを増やして欲しい。
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